要請番号(JL21518A07)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画省
2)配属機関名(日本語)
上下水道公社 環境調査開発局
3)任地( サンホセ市パバス地区 ) JICA事務所の所在地( サンホセ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
上下水道公社の年間予算は38万ドル。従業員総数は約3,000人で、コスタリカ国内の上下水道の監督、主要都市での上水の供給、下水・工場排水の処理を行っている。地方都市においては上下水道公社監督のもと、地域の上下水道運営組合が実際の上下水道の運営に当たっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
首都圏の水道水を供給している、上下水道公社トレスリオス浄水場では、処理の過程で発生する大量の泥の処理に頭を悩ませている。現在の浄水施設は沈殿の過程で発生する泥を効率的に除去する装置がなく、一旦すべての水を抜いて、手作業で洗浄を行うため、沈殿槽の利用効率が悪くなるほか、水道水源を管理する立場にある公社が自ら吐き出す泥によって河川を汚染している事実を関係者一同何とかしたいと考えている。この問題はトレスリオス浄水場だけの問題ではなく、公社の持つ各地の浄水場や運営組合や市の持つ比較的小さな浄水場においても共通する課題となっている。
現在上下水道公社にはプンタレナス事務所に、地震災害の水道設備への影響調査を目的にSVが1名派遣されている(派遣期間2018年7月まで)。また今回、上水道の水質基準制定の活動をするボランティアも募集している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
疫学的・技術的見地に基づく水道水質の許容基準の制定、およびその実施のため、以下の活動を行う。
1.トレスリオス浄水施設の状況を確認し、追加的装置を付加することで、泥の効率的除去が可能であれば、その設計を行う。
2.トレスリオスで発生する泥の環境負荷の少ない処理方法の促進。
3.トレスリオス以外の上水施設における泥の処理についての技術的助言。
4.上記目的を達成するための日本の知見の共有
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
上下水道公社内執務室。トレスリオス浄水場内検査室。
4)配属先同僚及び活動対象者
国際局長 50歳代 国際関係学士
カウンターパート
調査開発課職員 30歳代 環境・化学学士
国家水質検査室職員 40歳代 化学学士
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)理系 備考:同僚を指導するため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:同僚を指導するため
[参考情報]:
・水質基準にかかわる経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
上下水道庁の所在は上記のサンホセ市パバス地区であるが、対象となるトレスリオス浄水場はカルタゴ県に位置し、車で1時間ほど。