要請番号(JL21523A05)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画省
2)配属機関名(日本語)
上下水道公社
3)任地( カルタゴ県ラウニオン市 ) JICA事務所の所在地( モンテスデオカ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
上下水道公社は、コスタリカ全域に上下水道サービスを提供する公的機関である。本配属先の全体の年間予算は461万ドル。従業員総数は約4,400人で、コスタリカ国内の上下水道の監督、主要都市での上水の供給、下水・工場排水の処理を行っている。地方都市においては上下水道公社監督のもと、地域の上下水道運営組合が実際の上下水道の運営に当たっている。また、上下水道の水質に関して定期的にモニタリングを行い、国民に安全な水を提供している。本配属先は、首都近郊にある上下水道公社国立水研究所となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
保健省、社会保険庁、上下水道公社は、国内の感染症対策の一環として、感染症感染経路に関して調査、モニタリングを行っている。本配属先では、飲料水と排水におけるウィルスのモニタリングを行っており、伝染病を監視するための重要な役割を果たしている。また、当該国には、大腸菌群などの指標によって、上水と下水の細菌をモニタリングするシステムが存在するが、現在は、水中のウイルスの汚染状況の評価とは相関していないことが分かっている。主な課題として、モニタリングする際の微生物の範囲を拡大すること、現在の分子診断検査マニュアルの改訂を図ることがあげられる。以上により、本要請がなされた。配属先は、日本の知見の共有を希望している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者と協力して、以下の活動を行う。
1.下水内のウィルス検査分析を行う。
2.上水内のウィルス検査分析を行う。
3.同僚にワークショップ等を通して水質および分子試験等に関する知識移転を行う。
4.病原体のモニタリングための分子検査を行う。
5.上下水内のウイルス分析のマニュアルの作成を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Real Time Thermal Cycler, End Point Thermal Cycler, Fragment Analyzer, nucleic acid extractor, nucleic acid quantifier, Nucleic Acid Hybridizer, sample concentration system, electrophoresis chamber, Power supply, Micropipettes
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:所長(68歳)
当該分野職員2名
同僚約60名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門的な活動内容であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先の要望
[参考情報]:
・下水関連のウィルス検査の経験が必須
・大学等での研究経験も実務経験となる
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、原則ホームステイ。