要請番号(JL21523B03)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画省
2)配属機関名(日本語)
サルチ市役所
3)任地( アラフエラ県サルチ市 ) JICA事務所の所在地( モンテスデオカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サルチ市は首都から北西に約50㎞の距離にある人口約22,600人の小さな街である。市の面積(120,25 km )の約60パーセントは、森林保護区に指定されおり、ポアス火山国立公園やフアン・カストロ・ブランコ国立公園など生物多様性や美しい大自然が魅力の地域である。市の主な産業は、農業でコスタリカ特産のコーヒーも栽培されており、その他に民芸品や家具などの製造も行われている。サルチ市役所は、94名の職員が在籍しており、市の公園や道路などの環境整備や社会福祉事業等を行っている。配属予定の廃棄物処理課は、職員総合職4名、屋外のオペレーション担当5名体制でゴミ処理やリサイクル、環境教育といった業務を担当している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2021年の市のゴミの組成調査では、1日あたり10 884.75 kg廃棄物がゴミ集積場に運びこまれており、その内商業施設からの廃棄物は2 051.55 kg、家庭破棄物は8 833.20 kgとなっている。コスタリカにおいて2019年の廃棄物処理法(法8839)の制定により、サルチ市役所は、ゴミ埋立地へすべての廃棄物を集積していた伝統的な処理方法から、リサイクルの促進を行うため、家庭や教育・商業施設へのごみ処理及びリサイクルの推進に関するキャンペーンなどを実施している。また、同市は、SDGsのローカライズ実践として、持続的な社会モデルの構築のため、リサイクルを推進している。学校や市民グループ等を対象にゴミの分別回収に関する研修を実施し、コンポスト生産キットを配布してきたが、更なる啓発活動が必要なため、本要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力して、以下の活動を実施する。
1. 廃棄物処理(ゴミ捨て)に関する住民の意識調査を行う。
2.上記の調査を基に、ゴミの削減やリサイクル、コンポストにかかる住民向けの研修やワークショップを行う。
3.住民向けの家庭菜園の研修を行う。
4.学校や商業施設向けに循環型社会の推進に向けた提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
市役所内の執務室(環境課職員と同室)、机、パソコン
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
カウンターパート:破棄物処理課職員(30代女性、短期大学学士、在職3年)、他同僚3名、作業員5名。
活動対象者:
10校の教育施設、50軒の商業施設、コンポスト研修を受講した253軒の家庭
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要望
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実践力が求められているため
[汎用経験]:
・環境関連活動の経験や知識
[参考情報]:
・家庭菜園の知識と経験があれば望ましい
・コンポストの知識・経験があるとなお良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(13~24 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居は原則ホームステイとする。
サルチ市役所HP