2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL21523B06)
募集終了

国名
コスタリカ
職種コード 職種
B111 上下水道
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

経済企画省

2)配属機関名(日本語)

コスタリカ上下水道公社

3)任地( サンホセ県サンホセ市 ) JICA事務所の所在地( モンテスデオカ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

コスタリカ上下水道公社は、国内全域に上下水道サービスを提供する公的機関である。本配属先の全体の年間予算は約488百万ドル、従業員総数は約4,400人で、上下水道の監督、主要都市での上水の供給、下水・工場排水の処理を行っている。地方都市においては上下水道公社監督のもと、地域の上下水道運営組合が実際の上下水道の運営に当たっている。隊員は上水道運営管理部に配属され、首都圏の上水道運営管理に携わる。首都圏には大小合計186水源と19の浄水場があり、約8.5立方メートル毎秒の水道水を生産している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

コスタリカでは、水道水の生産量を正確に計測できていない(流量計もあるが、水路の水位から流量を概算する場所もある)。さらに、水道メーターの動作不良、漏水、スラム街での盗水等により、使用量を正確に測り料金を徴収することもできていない。そのため、首都圏でも無収水率が推定57%と高く、大きな問題となっている。水道水の生産量をリアルタイムで正確に把握し、水資源を有効活用すると共に非常事態に迅速に対応するために、配属先は首都圏における水道水マクロ計測拡大・改善計画の策定を急務としている。同計画の策定にあたり、世界的に見ても低い無収水率を誇る日本の知見を踏まえた助言を得るため本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先関係者と協力して、首都圏における水道水の生産量マクロ計測改善計画の策定にあたり、以下の活動を行う。
1.配属先が集めたデータと現場視察を通して、首都圏におけるマクロ計測の現状を分析し、改善すべき点とその優先順位見極めを支援する。
2.適切な計測地点及び流量計を選択するにあたり、助言を行う。
3.流量計のデータ収集・管理システムについて、変更の必要性判断を支援する。
4.データ収集・管理システムを変更する場合には、新たなシステム導入に向けた情報収集と選定プロセスを支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

2023年に超音波式流量計(Fast社製、ZM Ultra)を20台導入。
Supervisory Control and Data Acquisition (SCADA)をデータ収集・管理に使用。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
上水道運営管理部部長(50代男性、在職25年)
カウンターパート(30代男性、在職7年、建築工学修士)

裨益対象者:
首都圏住民(4県20市の約120万人)

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)工学 備考:配属先の希望

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:専門的助言が必要とされている

[参考情報]:

 ・上水道、特に無収水対策の経験が必要。

 ・学位は工学に限らず、土木工学等でも可。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(16~28℃位)

[通信]:(インターネット可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は原則ホームステイとする。