要請番号(JL21523B09)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画省
2)配属機関名(日本語)
コスタリカ上下水道公社
3)任地( サンホセ県サンホセ市 ) JICA事務所の所在地( モンテスデオカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
コスタリカ上下水道公社は、国内全域に上下水道サービスを提供している。年間予算は約488百万ドル、従業員総数は約4,400人。隊員は上下水道運営組合支援を担当する部署に配属となる。首都圏では上下水道公社が直接サービスを提供する地域の割合が高いが、地方を中心に地域住民で構成される上下水道運営組合(ASADA)が国内に1400以上あり、上下水道公社の技術支援及び監督のもと、料金徴収を含む上下水道の運営を行っている。上下水道運営組合には平均約100名程度が加盟し、有志が運営している。7割の組合は資金と人材が不足した状態で、多くの課題を抱えている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上下水道運営組合による分権型の上下水道モデルで、安全な水を安定して供給するために、上下水道公社は「上下水道運営組合向け統合リスク管理ガイド(GIRA)」を作成し、組合運営、衛生、システム管理、インフラといった多面的なリスク対策の研修を実施してきた。気候変動により干ばつや豪雨が頻発し、人的要因による水質汚染も発生するなか、上下水道運営組合には専門知識を持った人材がいないため、防災と災害対策が特に大きな課題となっている。上下水道公社による効果的な支援を実現するために、首都圏2都市で上下水道運営組合の運営状況及び災害リスクを分析し、支援プログラムを試作することとなり、日本の知見に基づく助言が求められているため、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
カウンターパートと協力して以下の活動をする。
1.配属先が用いているGIRAの内容及びGIRAを使用した上下水道運営組合支援について学び、分析する。
2.パイロット対象2都市の上下水道運営組合について、現地視察及び配属先がこれまでに収集したデータから、各上下水道運営組合の状況を防災と災害対策に着目して分析する。
3.より効果的な上下水道運営組合支援について、提案及び助言を行い、配属先よるプログラムの策定を支援する。
4.他の地域への適用を念頭においた、短期、中期、長期のアクションプラン策定を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
GPS(特定機種についての知識は必要なし)、 System for Automated Geoscientific Analyses(SAGA)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
カウンターパート(40代女性、在職14年、環境管理学修士)
活動対象者:
以下の2市にある上下水道運営組合
アセリ市
デサンパラードス市
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:専門的助言が必要とされている
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:専門的助言が必要とされている
[参考情報]:
・上水道の災害対策知識と経験が求められる
・学位は工学、土木工学等でも可。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(16~28℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・GIRA
・住居はホームステイを基本とする。