【配属機関概要】

3）任地（ アラフエラ県グレシア市 ） JICA事務所の所在地（ モンテスデオカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、公立の特別支援学校でグレシア市、ポアス市、サルチ市、ナランホ市、アテナス市、アラフエラ市の0-21歳までの障害をもつ乳幼児・児童・生徒(以下生徒)236名(女子79 名、男子157 名)が在籍している。生徒の障害の種類は、発達障害、情緒障害、知的障害、脳底麻痺や二分脊椎症、その他の身体障害などである。生徒の共通点として、言語やコミュニケーションの分野で困難を抱える生徒が多く、専門的なアプローチが必要なため専門職と教員の連携が必要とされている。また、生徒の家庭のおよそ半数が貧困層に属し、シングルマザーや移民などの家庭も多く、収入がない家庭は子どもの障害者補助金などで生活している場合もある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同配属先は1982年に開校し、精神障害の生徒の受入を始め、現在は様々な障害の生徒の受入を行っている。理学療法士や言語聴覚士などの専門の職員を配置し、特別支援教育の資格を持った教員が各生徒の障害に応じた教育を行っている。2019年と2020年に学校運営委員会による直接雇用を行い作業療法士を配置し、その有効性が検証されたものの、コロナ禍となり契約を継続できず、現在は配置されていない。作業療法士の配置について、同国教育省に申請を行っているが、その対応は先送りとなっている。同配属先教員への助言やワークショップを通して、対象生徒の生活技能の発達の促進や家庭への専門的知見の共有が望まれている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚と協力して以下の活動をする。
1.日常生活、遊び、レクリエーションの活動を通して、生徒の生活技能獲得のための支援をする。
2.生徒の日常生活活動の能力を評価し、報告書を作成する。
3.教員向けのワークショップ等を開催し、知見等を共有する。
4.教員や生徒の家族と生徒の生活技能等について意見交換し、家庭内での対応について助言する。
5.生徒の家族向けに研修会等を開催し、家庭内での生活技能向上の支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業室、作業机、文房具等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚(67名):
業務を一緒に行う同僚: 特別支援教育教員 30代女性(経験8年)
理学療法士 1名、言語聴覚士 3名、学校教員 30名
活動対象者:
0-21歳の生徒206名(情緒障害、知的障害、身体障害、重複障害等)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・障害者を対象とした活動経験

[参考情報]：

　・感覚統合療法に関する知識があるとよい。

【地域概況】

【特記事項】

住居は原則ホームスティとする。