要請番号(JL22418A07)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画開発省
2)配属機関名(日本語)
マオ灌漑用水委員会
3)任地( バルベルデ県マオ市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ドミニカ共和国北西部に位置するマオ市にて1994年に設立された配属先は、マオ市一帯の灌漑用水とその設備の維持保守と管理を担っている。灌漑用水を利用する農家等から使用料を徴収し財源としており、利用者や水利地権者からなる会員達は、地区毎に組合を結成し、それを束ねる形で委員会は成り立っている。年間予算は約35万米ドル(2016年)。従業員数は24名。同様の組織はドミニカ共和国全土に存在し、県レベル・国レベルで上位組織がある。環境天然資源省や水資源国立研究所からも技術的な支援を受けており、ドミニカ共和国ごみゼロプログラムにも参加している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同配属先は、水資源国立研究所等から技術的な支援を受け、マオ市一帯から出る生ごみを集め、堆肥を作るコンポストセンターを建設(2017年内に完成予定)し、コンポストを提供する計画を有している。現在、生ごみを効率的に集めるため、コミュニティや住民組織、農家等に対して、ごみの分別について教育、意識付け、周知徹底を行っている。しかしながらこれは配属先にとって新しい事業であり、実際にごみの分別回収が浸透するか、コンポストの収益性を確保できるか、質の高い堆肥を安定的に生産できるか等、実際的な運営上の課題が浮き上がってきている。以上の背景から、本配属先は、新しい事業を軌道に乗せるため、コンポストセンターの維持保守と管理の技術支援を軸に、適切な生ごみの回収から、安定的な堆肥の生産、収益性の高い販売まで広く支援するボランティアを要請するに至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
本配属機関の担当者と協力して、以下の活動を行う。
1. コンポストセンターで安定的に質の高い堆肥を生産するための支援を行う
2. コミュニティや住民組織、農家等を回り、堆肥の利用の啓発活動を支援する
3. 学生やコンポストに関心がある住民達に対して、堆肥の重要性の啓発活動を支援する
上記他、本配属機関は県レベルの類似組織と連携を行っており、類似組織に対するコンポストの啓発活動についても、協力可能な範囲で支援が期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
一般事務用品、コンポストセンターの備品(一般工具、粉砕機、溶接機等)
4)配属先同僚及び活動対象者
マオ灌漑用水委員会の代表、男性、60代
運営管理部の担当者、男性、50代、廃棄物処理分野の経験年数2年間
コンポストセンターの作業員(8名を雇用予定)
農業従事者、主婦や主夫、10代の学生等
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく活動が不可欠のため
[参考情報]:
・コンポスト関連知識や経験を有すること
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、常時安定しているわけではない。