要請番号(JL22418A08)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業通信省
2)配属機関名(日本語)
国立気象学研究所
3)任地( サントドミンゴ県サントドミンゴ東市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本配属先は、ドミニカ共和国全土において24時間365日の気象観測を行い、集めた気象データを蓄積、分析しており、気象に関する有益な情報を学術機関やマスコミ、空港や港を維持管理する組織や一般市民に対して広く提供している。また世界気象機関のメンバーとして国際的な枠組みを順守するための活動も行っている。ドミニカ共和国は、ハリケーンに代表される自然災害のリスクに常に晒されており、本配属先が果たす社会的な役割は極めて大きく、特に気象現象が市民生活に与えるインパクトを低減し、一般市民の生命と財産を守るため、重要な役割を担っている。職員数は323名。年間予算は約2百万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、本配属先が提供する情報は表形式や図表形式が多く、一般市民や気象学を専門としない方にとって視認性が低く、分かり難いのが現状である。今後、より視認性が高く、直感的に分かり易い情報を提供することを目的として、現在、地図上に様々な情報を視覚的に分かり易くプロットするために、地理情報システム(GIS)の活用を促進している。オープンソースソフトウェア等を活用し、GISの導入を進めているが、GISの基礎的な講座を受講した技術者しかおらず、特に気象分野でGISの活用経験が不足しており、応用面で思ったように導入が進んでいない。今後、職員の専門性向上を通じてGISの専門部署を立ち上げたいと配属先は考えており、GISの技術者の育成とGISの利活用(特に市民生活に大きな影響を及ぼす気象現象のインパクトの多面的な視覚化)の推進を支援・指導できる人材を求め、本ボランティア要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
本配属機関の担当者と協力して、以下の活動を行う。
1. GISを活用した地図の作成方法について、技術者の教育を支援する
2. 地図の利用者にとって扱い易い地図の作成方法について、技術者の教育を支援する
3. GISの様々なソフトウェアの活用方法を紹介し、技術者の教育を支援する
4. 可能であれば過去の気象データを集約し、任国における気象の歴史データベースの構築・公開を支援できればなおよい。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
GIS関連ソフトウェア(Arcgis、Qgis、Surfer等)、一般事務用品(机、椅子、パソコン、プリンター等)
4)配属先同僚及び活動対象者
気象観測部責任者、男性、50代、気象学博士
技術者(気象学、気候学、農業気象学、水文気象学、気象観測装置、統計等)15名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:理論的な専門知識も必要
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく活動が不可欠のため
[参考情報]:
・気象分野でのGISの実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、常時安定しているわけではない。