【配属機関概要】

3）任地（ サンフアン・デ・ラ・マグアナ市 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先となる財団は、当国西部の内陸県にて、脆弱なコミュニティにおける母子保健の状況を改善するため、住民への教育プログラムを通じ、地域保健の改善に貢献できる女性や若者の能力強化を実施している。例えば、健康増進と乳幼児期に関する研修、保健予防に関するコミュニティ活動、0歳から5歳までの乳幼児の施設への受け入れあるいは家庭訪問を通じた支援を提供する乳幼児ケア、学校やコミュニティにおける性教育プログラム、コミュニティの女性グループを対象とした健康な生活スタイルの推進のための研修の実施等を行っている。職員は約10名。これまで米国ピースコーなど複数の団体のボランティアが活動している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

現在同財団は、健康な家庭を目指し栄養や性の健康等をテーマとした女性対象のプロジェクトと、若年妊娠や人生の選択などのテーマを扱った「自分の生き方は自分で選ぶ」という若者対象のプロジェクトを実施している。特に一つ目のプロジェクトにおける「栄養」のテーマが優先課題であり、より良い支援を行うためには、まずは同財団職員の能力強化が必要であると考えられており、栄養士の経験を有し、特に0歳から5歳の乳幼児期の栄養に関する専門性を有するボランティアの要請に至った。また組織として事業実施・管理能力の向上が課題であり、本配属機関の活動計画立案と実施に関する技術的な支援も求められていることから、職員に対するプロジェクトマネジメント上の指導も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

栄養指導を優先課題として、本配属機関の担当者と協力して、以下の活動を行う。
1. 特に0歳から5歳の乳幼児がいる家族向けの食事・栄養指導を行う。 2. 栄養バランスのよい食事や、それによる疾病の予防について、コミュニティ住民にセミナーを行う。 3. 栄養や食物の衛生管理に関する啓発教材を作成する。 4. 妊娠中の食事に特化したセミナーを実施する。 5. 配属機関の目的に合致した、事業実施戦略の作成に協力する。 6. 配属機関職員の確実な業務実施、特に毎月の業務計画・報告書作成と上層部への提出に協力する。 7. プロジェクトの実施に関し、地域や国内の他団体との連携を図る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般事務用品(事務机、椅子、ラップトップコンピュータ、プリンター、製本機、穴明け機、扇風機、ミーティング用の椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

監督者: 財団代表者
カウンターパート: 40代女性2名、中卒、看護補助、業務経験13年
コミュニティリーダー7名(女性5名、男性2名)、ボランティアとの活動経験3-4年

【資格条件等】

[参考情報]：

　・栄養指導の経験

【地域概況】

【特記事項】

インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、常時安定しているわけではない。