2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL22419B01)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

経済計画開発省

2)配属機関名(日本語)

地域発展のためのコーヒー生産者協会
NGO

3)任地( サンティアゴ県サンホセ・デラス・マタス市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先の協会は、農村地域である任地サバネタ地区の発展を目指して2008年に発足。2013年に法人格を取得し、現在の会員数は53名。同協会所有の工場では、近隣のコーヒー農家から生豆を買い取り、脱穀・選別の上で販売しており、2018年の取扱量は約700t、売上額は119万米ドルであった。大統領の訪問を機に農牧開発特別基金から工場整備のための融資を受け急成長した優良協会であり、2019年にその功績を称えられ商工省・中小企業省に表彰された。同地区ではコミュニティ開発隊員(2019年6月末まで)が女性グループと協働し、コーヒーアクセサリーや石鹸作りを行い、女性の自立支援に尽力している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

サバネタ地区の住民は主にコーヒー栽培で生計を立てており、配属先はこれまで一定数の生産者から集荷されるパーチメントコーヒー(皮付き生豆)を取り扱ってきた。2014年に工場施設が整備・拡充されて以降、近隣地域の生産者(非会員)が利用しはじめ、現在の利用者数は1200名を超える。このため、配属先はこの状況に対応すべく、利用者全体を統括するための組合を立ち上げ、組織化を進めているが、急増した利用者と収穫物に対応するために必要な経営管理手法やノウハウを持ち得ていない。また、同工場で作られる「サバネタコーヒー」は主に国内の近隣地域で販売しているが、国内外の販路確保・拡大を進め、同コーヒーのブランド化を進めていきたいと考えており、本計画に協力可能な隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.配属先協会及び新規に立ち上げられた組合の現状把握を行う。
2.関係者と共に現状の問題分析を行い、対応すべき課題を抽出する。
3.急激に拡大した利用ニーズに耐えうる組織を構築すべく、関係者と意見交換のうえで組合の体制強化のための課題を把握する。また、改善に向けた取り組みとして、関係者の組織運営、収穫物や商品の管理に関するスキル向上を図る活動を行う。
4.工場で生産されるコーヒーの販路拡大や「サバネタコーヒー」のブランド化に向けた協力活動を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

工場内施設、ラボ、脱穀機、比重選別機、乾燥場(屋外、ビニルハウス)、焙煎機

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:協会職員(工場職員)14名、協会員53名(コーヒー生産者)
CP(20代女性、大学生、経験年数3年)

活動対象者:工場利用者1200名、国内外のコーヒー仲買人、クライアント等

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・経営管理・商品開発などの実務経験3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

本要請に先立ち、2019年度第1回短期募集で、コーヒー焙煎技術の指導を行うコミュニティ開発JVの要請(6か月/2019年12月~)が出されている。任地は山奥の農村で生活条件が厳しい場所である。