要請番号(JL22419B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農務省
2)配属機関名(日本語)
農務省農牧普及研修課アフリカマイマイ駆除班
3)任地( アルタグラシア県イグエイ市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農務省は、当国の国家農業開発計画に基づき農業政策を定め、執行する国家機関であり、農業・牧畜分野の競争力向上、生産者の収入向上と生活改善を担っている。職員数は約10,000名、年間予算は約1億5000万米ドルである。これまで30名以上のJICA協力隊員が農務省関連組織で活動してきた。
配属先は農牧普及研修課長を筆頭に、イグエイ市農業研修所内事務所を拠点にアフリカマイマイ駆除班が構成されている。2018年度の年間予算は約80万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2016年末にアルタグラシア県ババロ、プンタ・カナ市を中心にアフリカマイマイの生息が確認されてから、瞬く間に同県約1,000Haまで広範囲に増殖した。現状は、主に住宅地や観光地でその多くが確認されているが、同種の驚異的な繁殖力により、農作物への被害も発生してきている。更に、人間へ重篤な疾病を引き起こす寄生虫(広東住血線虫)の中間宿主として危険性が高く、農務大臣の特命案件として2018年1月にアフリカマイマイ駆除班が立ち上げられ、本格始動している。
これまで、地域ごとに駆除チームが結成され、調査分析、捕獲、処分、予防対策を行ってきた結果、一定の成果を得た地域もあるが、依然として17か所以上の集中生殖地がある等、課題は山積みである。駆除班の多くは専門知識が乏しく、根本的な根絶には新たな施策が必要であると関係者は認識していることから、協力隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.駆除チームの担当技師及び構成員と協働しながら、生態系や自然環境、人的に悪影響を最小限に抑えたアフリカマイマイを根絶させる方法を確立するための協力活動を行う。
2.新たな外来種に備えた予防対策に係る助言。
3.当地原産生物の調査、データ化への支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
イグエイ市郊外農業研修所内アフリカマイマイ駆除班事務所(執務室、PC・プリンター等機器、ラボ、寄宿部屋、公用車等)
4)配属先同僚及び活動対象者
アフリカマイマイ駆除班
農務省農牧普及研修課長(男性、サントドミンゴ)
(以下、イグエイ市)事務所員4名、駆除担当技師4名(内、3名は農業技師)
CP:駆除担当技師リーダー(58歳、男性、農業薬品管理専門)
駆除構成員約70名
その他、学校、ホテル等、地域住民約500名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:活動に関連するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動に必要であるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ボランティアの住居は原則ホームステイとなる。