要請番号(JL22422B01)
募集終了
0代目
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画開発省
2)配属機関名(日本語)
フランシナ・ウングリーア財団
NGO
3)任地( サントドミンゴ東市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同財団は、財団長が犯罪被害により失明したことをきっかけとして、障害者の生活の質向上を目指して2013年に創立されたNGO。障害児・者(特に視覚障害)に対する支援を行っており、白杖の贈与、奨学金申請、障害を持つ女性の自立支援、スマホやPC操作等の職業訓練を実施している。配属先は、率先した活動により官民へ障害者支援をアピールし、障害児・者の生活の質向上、社会的・経済的な自立及び国内社会への融和が進むことを目的としている。2022年7月までに5000人以上の障害者に対する支援を実施してきた実績がある。2022年度の予算は約15万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ドミニカ共和国における障害者支援は社会的な認知が不足しており、社会における受け入れ体制が十分に進んでいるとは言い難い。訓練・教育事業は一定の成果を挙げている一方、就労先確保が大きな課題となっている。2021年より、障害を持つ女性の義務教育課程終了後の進学・就職支援のプロジェクトを開始し、大手銀行や電力会社等、協力企業・大学と連携しながら、障害者の社会的・経済的自立を促進しており、2022年7月現在で約30名を支援している。今後、更なる就労機会を創出すべく、就職先の開拓及び、障害者中心の企業立ち上げ、商品開発・商品販路開拓を進めていきたいと考えており、隊員の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
女性障害者の経済的自立プロジェクトに所属し、以下の活動を行います。
1. 配属先がシードキャピタルの一部を負担して実施する、障害者主体の起業(中小企業立ち上げ)のための助言を行う
(アイデア段階の分析から、実際の事業立ち上げ支援、商品開発、販売戦略、販路拡大、ロゴ作成等を行う)。
2. 配属先職員に対して、起業やプロジェクト立ち上げに関する助言、研修を行う。
3. 配属先が協力企業と実施する、障害者の事業立ち上げのためのマイクロクレジットの仕組みづくりについて、助言を行う。
4. 可能であれば、SNSを通した事業発信、広報を行う。また、視覚障害者用の資料スキャニングを補助する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン・机等の基本的な事務物品および事務用品、キッチン
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先代表:30代女性、経験9年
カウンターパート:20代女性、経済学学士、経験1年半(事業担当者)
外部協力者:30代女性、弁護士、経験10年(女性障害者の経済的自立プロジェクト担当者)
同僚:常勤3名(いずれも女性)、非常勤1名
プログラムの対象者:約30名の視覚障害を持つ女性
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等以上の経歴が必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた助言が必要
[汎用経験]:
・営業や販促、商品開発の経験
[参考情報]:
・新規事業立ち上げの支援経験があるとよい
・中小企業支援等の経験があるとなおよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先HP: https://fundacionfrancina.org/
配属先長及び配属先の活動対象者の多くが障害を有しているものの、隊員の活動は事業立ち上げ支援及び運営支援となるため、障害者支援領域での経験は不要。