要請番号(JL22423A06)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済計画開発省
2)配属機関名(日本語)
地域発展のためのコーヒー生産者協会
NGO
3)任地( サンティアゴ県サンホセ・デラス・マタス市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先の協会は、農村地域であるサバネタ地区の発展を目指して2008年に発足。2013年に法人格を取得し、現在の会員数は130名。同協会所有の工場では、近隣のコーヒー農家から生豆を買い取り、乾燥、脱穀、選別の上で販売しており、その収穫高は約700トン、約112万米ドルであった。大統領の訪問を機に農牧開発特別基金から工場整備のための融資を受けて急成長した協会であり、2019年のその功績を評価され商工省・中小企業省に表彰された。施設内で焙煎した上で「サバネタコーヒー」の名称で近隣地域で販売している。大きな産業のない当地区の住民の生活向上支援のための研修会等も実施している。同地区でコミュニティ開発隊員(2019年)が女性グループと協働し自立支援に尽力した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サバネタ地区の住民は主にコーヒー栽培で生計を立てており、配属先は生産者から集荷される皮付き生豆を取り扱っている。2014年に工場施設が整備・拡充されて以降、近隣の非会員生産者も利用しており、現在の利用者数は1,200名を超えている。配属先はこの状況に対応すべく、利用者全体を統括する組織化を進めているが、収穫物に対応するために必要な経営管理手法や販売のノウハウを持ち得ていない。そのため同協会の経営力向上が急務である。同工場で作られる「サバネタコーヒー」の国内外の販路確保・拡大、同コーヒーのブランド化を進めたいとの希望もあるため、コーヒーに関する知識を持つ、地域活性化のために活動できる隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先のカウンターパートと共に以下の活動を行います。
1.現在ある課題解決に取り組むため、配属先協会の現状把握と問題分析を行い、課題解決方法を提案する。
2.収穫物の保管や商品管理の技術向上のための助言を行う。
3.工場で生産されるコーヒー「サバネタコーヒー」のブランド化と高品質化への助言を行い、販路拡大に取り組む。
4.地元農業者の生活向上のため助言と提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
工場内施設、ラボ、脱穀機、比重選別機、乾燥場(屋外、ビニルハウス)、焙煎機、多目的室、コーヒー農園(車で約5分)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】協会職員 9名
工場長50歳代男性(経験年数3年)、
カウンターパート3名:①市場調査担当20歳代女性(経験年数6年)、②商品管理担当60歳代男性(経験年数28年)、③商品査定等担当40歳代男性(勤務経験17年)
【他関係者】23地域の150名の協会員、近隣コーヒー栽培の工場利用者 約1,200名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・コーヒー栽培や加工方法に関する知識や経験
[参考情報]:
・経営管理・商品開発などの実務経験3年以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地は山間の農村で、生活環境は首都に比べると厳しい状況である。
インターネットや電気・水道などのインフラは整備されているが、地方都市では断水や停電が頻繁に起こることがある
※当配属先にはJICA帰国研修員がいる。