【配属機関概要】

3）任地（ サントドミンゴ特別区 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

2012年に設立された本配属先は、当国唯一のがん・腫瘍の予防と治療、医学研究に特化した国立病院で、当国の住民は誰でも受診することが出来る機関である。医師300名と看護師350名が質の高いケアを専門的に行っている。患者への治療のための研究、教育、実践に力を入れており、腫瘍に関する専門医を養成するための教育センターもある。配属先内にはナレッジ管理・研究部門があり、がんと関連する病態の分析を行っている。これらのデータは治療方針の決定等の病気理解のために活用されるとともに、政府が発表する正式な統計資料として活用されている。2021年から同職種の隊員が活動を行っており、隊員の引き続きの派遣希望があった。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先のナレッジ管理・研究部門では、国内のがんの進行に関する新たな知識や症例を管理しながら、国内・国際的な新しい治療方針などの知識を取り込んでがんの予防と治療のための新しい方法を提案している。当配属先ではICD-10(国際疾病分類)を利用した腫瘍データの分類が行われており、現在、病院内の各端末から集まる医療情報・画像データ、検体データを一元的に管理し、有効活用するために派遣中の隊員がシステムの改修・構築作業を行っている。短期的な課題である新システムの構築は完了しているが、長期的なシステムの利用方法の確立については、課題が多くあり、継続的な隊員の活動を配属先が希望している。隊員はナレッジ管理・研究部門、総務部門、情報通信技術課と連携して活動することとなる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の活動を、カウンターパートと一緒に行います。
1. 腫瘍登録、医薬品安全性監視、がんの適時発見プログラムのデータベースの更新、新規データの登録作業のプロセスの最適化への支援。
2. 当病院でがん治療を受けた患者の医療に関する統計報告書の作成への支援と助言。
3. がんに関する臨床研究の発展におけるデータ開発・改善分野への支援と助言。
4. 他に配属先から要望のあった活動。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

データ登録はマイクロソフトアクセス、マイクロソフトPower Apps、PowerBI、 SQLを利用。コンピュータ、机、いす

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
部長:50歳代男性、
カウンターパート:30歳代女性
その他、関連部門:50歳代男性、20歳代男性 他
【活動対象】
がん治療を受けた患者(約100万人)のデータ

【資格条件等】

[参考情報]：

　・データベース管理などの実務経験

【地域概況】

【特記事項】

国立がん研究所