【配属機関概要】

3）任地（ アウアチャパン県アパネカ市 ） JICA事務所の所在地（ サンサルバドル市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先であるアパネカ診療所は、首都サンサルバドルから約65㎞、人口約8,600人、アウアチャパン県に位置する診療所であり、同県の地域住民へ、一次保健・医療サービスを提供している。職員28名の内、医師2名、看護師8名が常駐している。また地域住民への診療、投薬は無料であり、診療所スタッフのイニシアチブにより、管轄地域の住民を対象に、健康維持・増進、栄養改善等のプライマリーヘルスケアを実施している。更に当国では、母子保健ケアとして大統領夫人主導で妊産褥婦ケアの質の向上が進められており、2022年2月に「尊厳ある出産と出生法」が施行され、母子保健ケアの質が上がりつつある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

アパネカ診療所では、一日の平均外来患者数が約35名であり、妊婦および小児が外来患者の大半を占めている。また思春期の望まない妊娠は、特に女性にとって身体的、精神的な悩みや不安に繋がっていることから、彼らに対する性教育の講習会が求められている。「尊厳ある出産と出生法」の施行により、母子医療水準の向上を目指しており、医療従事者の意識の変化が見られているものの、より質の高いサービスを提供するためには、技術向上が必須であり、妊婦・乳幼児の栄養改善指導や、住民に対し予防意識の向上について、日本の助産師から支援を得たいとして、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚と共に以下の活動を行う。
1. 近隣の学校、コミュニティを訪問し、住民に必要な健康に関する啓発活動を行う。(歯科衛生および思春期保健等)
2. 青少年を対象とした、若年層の望まない妊娠の防止と性感染症予防に関する講習会の実施。
3. 同僚看護師への技術向上を目的とした研修会の実施。
4. 母親学級(母子保健ケア)の計画、及び実施。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

身長・体重計、経腹エコー、ワクチン保管用冷蔵庫(2℃～8℃)、ベビースケール

4）配属先同僚及び活動対象者

医師2名(総合診療医・小児科医)
看護師8名(カウンターパート 女性 50代)
地域の学校15校
地域住民及び青少年

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は原則としてホームステイ。