【配属機関概要】

3）任地（ カバーニャス県イロバスコ市 ） JICA事務所の所在地（ サンサルバドル市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イロバスコ市は首都サンサルバドル市から北東55kmに位置し、粘土の職人技や陶器で全国的に有名である。イロバスコ市役所で特に力を注いでいるプロジェクトとして「青少年のための未来を守るプロジェクト」が挙げられる。低年齢層のシングルマザーや心身共にケアが必要な女性を対象にした様々な取り組みが行われている。またこれらの取り組みに、アメリカ(USAID)やメキシコ(AMEXCID)による支援が導入されている。その他、道路再配置計画や青少年の非行防止として、スポーツや一連のビジネス管理トレーニングを行っている。当市役所には202名の職員が在籍しており、2022年度予算は約400万ドルである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

イロバスコ市役所では青少年の非行防止・犯罪防止に着目し、スポーツを通して有意義な時間を過ごし心身共に健康の維持・増進を目的とした様々なイベントを計画・実施している。現在は青少年のためのバスケットボールクラブが実施されている。また低年齢層の望まない妊娠・出産が多く、さらに暴力、身体的・精神的虐待や性被害、性的暴力による心身のケアとして、スポーツに加えて音楽のコースを取り入れたいという要望により、本案件があがった。音楽のコースのために数多くの楽器が準備されているが、指導者不在の状況が続いている。2023年7月から10月まで短期隊員が活動を行い、その後も継続的な指導を希望している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚とともに以下の活動を行う。
1.低年齢層のシングルマザーを対象とした音楽クラブを開催し楽器を使った初心者向けの実技指導を行う。
2.青少年および市民を対象とした音楽クラブを開催し楽器を使った初心者向けの実技指導を行う。
3.12名のオーケストラ(12歳から15歳)への演奏指導を行う。
4.職員を対象とした楽器技術習得のための音楽クラブの開催および実技指導を行う。
5.生徒たちとの文化交流。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、インターネット、PC、楽器(チェロ・ギター・バイオリン・ダブルベース・トロンボーン・クラリネット・フルート・トランペット・ホルン・ファゴット・ベース・ピアノ・ドラム・マリンバ)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
-イロバスコ市役所 暴力防止課 課長40代男性
-イロバスコ市役所 暴力防止課 職員20代女性
活動対象者:シングルマザーおよび市民・青年たち

【資格条件等】

[参考情報]：

　・複数の楽器の演奏経験や指導経験があること

　・ピアノ・打・弦・管での演奏又は指導経験

【地域概況】

【特記事項】

原則として住居はホームステイ。