【配属機関概要】

3）任地（ ラリベルタ県サンタテクラ市 ） JICA事務所の所在地（ サンサルバドル市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先のあるサンタテクラ市はラリベルタ県の県庁所在地であり、サンサルバドル首都圏に位置し、約12万人の人口を有している。同市役所では生活、教育、医療福祉、基礎インフラ整備、防災、文化、スポーツなどの各種行政サービスを市民に提供している。職員数は、2,233名在籍しており、市役所全体の年間予算は130万ドルである。1854年に起こった地震で首都であるサンサルバドル市が壊滅的な被害を受けたことにより新サンサルバドル市として建設され、150周年を迎えた2004年にサンタテクラ市と改名した。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国には20以上の火山があり、浸食に弱い地質が分布し、降水量も1,700-2,000mm/年に達し、様々な自然災害に見舞われる。特に2001年に起きた大地震で同市は大きな被害を受け、485名の死者が出た。その際、大規模な地滑りが起き約200軒が被災した。現在市民防災課では各種イベントや教育を通して、災害対応力の強化や住民の防災知識の普及と意識向上に取り組んでいる。市内では各学校、コミュニティで防災委員会が立ち上げられ、緊急事態に対する取り組みも進められている。今回、更なる住民の防災知識・意識向上、配属先の災害対応能力(リスク管理、応急処置、捜索、レスキュー、避難等)の強化に尽力できる隊員が求められ、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市民参加部門にある市民防災・リスク管理課にて以下の活動を行う。
1.地域住民の防災知識・意識向上のため、市内学校やコミュニティにて、防災教育や防災に対する講習会の実施。
2.避難先および避難ルートの設置(更新)、備蓄、住民への周知や避難訓練実施のための支援。
3.市内のリスク把握(ハザードマップ作成等)、災害対応能力強化に対する支援。
4.海外協力隊の知見や経験を活かし、地域住民や配属先において、必要な講習会等の実施。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先内事務スペース、コンピューター

4）配属先同僚及び活動対象者

市民防災・リスク管理課同僚7名
(防災・リスク管理担当者男性3名、技術者男性1名、事務所担当男性1名、秘書女性1名)
対象者:同僚、市民、学校教員

【資格条件等】

[参考情報]：

　・行政機関や企業での防災・災害対策の経験

【地域概況】

【特記事項】

原則として住居はホームステイ