要請番号(JL23322A03)
募集終了
3代目
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
トトニカパン県保健管区事務所
3)任地( トトニカパン県トトニカパン市 ) JICA事務所の所在地( グアテマラシティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は保健省の出先機関としてトトニカパン県内の17市町村を管轄し、保健省が定めた18の最重点課題に沿って計画策定とその実施を担っている。また、同保健事務所は9ヵ所(うち1ヵ所は母子保健診療含む)の24時間診療保健センターと27ヵ所の保健ポストを管轄する。これまで3名の栄養士隊員の派遣実績(2012月~2019年)があるほか、カナダから母親・新生児の健康プロジェクトによる技術的・財政的支援を受けていた。年間の予算は約460万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の栄養部では、県内の食の安全プログラムの実現のため、様々な取り組みを実施している。初代隊員が関係者とともに作成した健康レシピ本を利用し、後任となる隊員も継続して同部関係者と連携を取りながら、学校・村落地域の女性グループ等に食育を通した疾病予防や健康促進の啓発活動をしてきた。それらの活動等により、同県の慢性栄養失調率は82.2%から70%へと減少したが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて再び悪化している。これまでの実績と今後の影響を踏まえ、県内の食の安全を目指す栄養部では、職員の意識向上と県民の栄養状況を改善するための支援として、隊員を要請している。また、母子栄養改善の技術協力プロジェクトにおいて、地域の産婆や他職種の隊員との連携も期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
女性や子どもなど地域住民の栄養・健康改善を目指し、配属先職員や保健センター、学校関係者とともに、主に配属先の援助優先地域において以下の活動を行う。
1.コミュニティ・学校・保健ポスト等における、料理教室を通した栄養改善についての提案。
2.疾病予防を目指した食生活と栄養に関する知識についての指導。
3.糖尿病・高血圧など成人病患者向けの研修会の企画・運営・実施の支援。
4.前任者が作成した健康レシピ本を活用した健康指導と食生活改善。
5.妊娠期・授乳期の女性に対する指導と母乳バンク支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、いす、事務用品一式
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
配属先長(医師)
カウンターパート(栄養士、女性、経験年数14年)
栄養士9名(女性8名、男性1名、20~40代)、栄養士助手1名(女性、20~40代)、
活動対象者:県内住民。巡回地域は98%が先住民で、貧困層・極貧困層に属する女性が多い。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:(女性) 備考:対象住民に受け入れられやすい
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランスのため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:住民と同僚への指導のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~28℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイを基本とするが、感染症対策を重視しアパートとなる可能性もある。
活動対象となる住民の居住地域は徒歩で1時間、山中を入ったようなところにあり、体力が求められる。