2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL23324A02)
募集終了

国名
グアテマラ
職種コード 職種
C108 土壌肥料
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
1年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
有機肥料製造施設の外観 有機肥料の製造過程1 液肥タンク 液肥タンク 液肥タンク

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大統領府企画庁

2)配属機関名(日本語)

ベラパス協同組合連盟
NGO

3)任地( アルタベラパス県コバン市 ) JICA事務所の所在地( グアテマラシティ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先はアルタベラパス県・バハベラパス県内に合計42の協同組合、21の協会、3万人以上の受益者家族を抱える農業協同組合連盟であり、1976年に設立されて以来、対象地域の農業従事者の組織化と収入向上に貢献している。商品作物の栽培に加え、精油の製造、持続可能な林業を手がけ、組合内の農家に対して有機農業の手法の普及や必要物資の提供なども行っている。コバン市に事務所を置くほか、国内に2つの生産物加工施設を備え、商品の品質向上や販売促進に加え、組合に属する学生への奨学金支援や女性へのエンパワメント活動なども行っている。隊員の要請は初となるが、過去には海外からの技術・物資支援も受けている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同配属先では、これまで地域の農家が化学肥料に頼りすぎたことで弱ってしまった土壌の回復を目指し、有機肥料の普及活動を行っている。組合員に供給する堆肥、液肥を独自に製造する過程では、組合内で手に入る有機素材を使用するだけでなく、地域の森林から採取した微生物も加えることで、その土地の生態環境にあった肥料づくりを行い、土壌そのものの再生を促している。また過去には海外からの専門家の協力も得て、農業用ホメオパシーやバイオダイナミック農法等も取り入れるなど、様々な手法を駆使して日々有機肥料の研究と改良を重ねている。この度、国外の知見を取り入れ土壌改良のさらなる技術向上を目指し本要請が出された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚と協力して、主に技術チームを対象に以下の活動を行う。
1. 環境再生型農業に即した有機肥料の製造プロセスに関する助言
2. 技術者や農産物の生産者に対して、有機肥料の使用に関する助言および研修
3. 森林の有用微生物に関する研究のサポート、および新しい採取・繁殖・使用法に関する提案
4. 域内の農地における微生物のマッピングの支援、および土壌再生方法の提案
5. 各種土壌調査・分析のサポート
*地域の主な商品作物はコーヒー、お茶、カルダモン、オールスパイス、ウコン、カカオなど。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ラボ施設、オートクレーブ、バイオリアクター、顕微鏡、ステレオスコープ、コロニーカウンター、殺菌器、分析天秤、精密天秤、マッフル炉、超低温冷凍庫、分光光度計、精油抽出機、酸素発生装置、サーマルサイクラー他

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先上司:男性(農業技師、経験20年以上、工場責任者)
・配属先同僚: 男性(20代、大卒、農業技師、有機肥料工場コーディネーター)
・活動対象者: 有機肥料技術スタッフ(5名、25~30歳、大学生)、組合員

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)生物工学 備考:活動内容の水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:技術者への助言が求められるため
    (指導経験)2年以上 備考:技術者への助言が求められるため

[参考情報]:

 ・協同組合での経験があると望ましい

 ・サーキュラーエコノミーの知識があると良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(12~28℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・住居はホームステイを基本とする。
・配属先のHPはこちら