要請番号(JL23325A07)

・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働社会保障省
2)配属機関名(日本語)
グアテマラ社会保険庁 総合整形外科病院 (CEIBAL)
3)任地( グアテマラ県ミスコ市 ) JICA事務所の所在地( グアテマラシティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
グアテマラ社会保険庁は社会保障制度を運営する自治機関であり、保険対象者に対して経済的支援や保健医療サービスを提供している。総合整形外科病院CEIBALは、特に外傷性傷病患者を中心にグアテマラ全土から受入・治療を実施している機関である。外傷を負った労働者を再び職場へ復帰させ各産業へ労働力を還元することで、社会的に重要な役割を果たしている。施設内には約2,000名の医療従事者を抱え、500の病床数、20の手術室を有する。救急外来は年間9万件以上の症例に対応し、15,000件以上の手術が実施される。また、退行性や先天性疾患を持つ患者への専門的な医療サービスも提供している。年間予算は約7千万米ドルである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は全国から地方病院で対応が困難な外傷性患者を受け入れている。同時にコロナ禍後は都市圏を中心にバイク利用者が急速に増え、バイク事故に起因する傷病者が毎年約3,000件ずつ増加し病床を圧迫している。これらは慢性的な病床不足と医師、看護師、医療事務に従事する人材の不足に直結し、病床の空きが無いために手術実施を待たなければならない状況が発生している。2024年には病院長や運営部局が中心となり、職業訓練庁と合同で病院運営に5Sやカイゼン(KAIZEN)メソッドの考え方を浸透させ、現場改善に繋げることを目的とした独自のプロジェクトが開始された。同プロジェクトへの助言、同僚とともに研修の企画や実施への側面的支援が隊員に求められ本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 配属先の運営部局の関係者とともに、病院スタッフに持続的なカイゼン(KAIZEN)・5Sのコンセプトを導入する支援を行う
2. モデルケースを実現するために病院内部局の状況を調査し、試験的導入に適した部局を見つけるための助言を行う
3. 病院内の医療・管理プロセスの効率化、ミスの減少を目的とした業務改善への助言を行う
4. 病院内スタッフのエンパワーメントやアイデンティティ向上に繋がる研修の企画や実施支援を行う
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務机、椅子、プリンター、PC、研修用会議室(5名から40名規模、複数)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
上長:病院長(JICA帰国研修員:2015年度、病院運営管理)
同僚:運営部局助手(産婦人科医)、副院長、運営部局職員
活動対象者:病院内の医療従事者(医師、看護師、医療事務従事者)約2,000名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく指導が必要
[参考情報]:
・5SやKAIZENに関する実務経験が必須
・医療関連機関での業務経験があると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(14~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・グアテマラ社会保険庁のHPはこちら
・住居はホームステイ、またはアパートとなる可能性がある。