【配属機関概要】

3）任地（ レンピーラ県グラシアス市 ） JICA事務所の所在地（ テグシガルパ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は県内(人口約37万人)の医療施設を管轄する県の保健行政機関。5つの保健サービスネットワーク事務所を通じて、保健所の運営管理、地域巡回医療チームの運営、各種統計管理、啓発活動等を行っているほか、活動先となるグラシアス准看護師養成校も所管している。同県にはこれまでグラシアス市やレパエラ市等に助産師隊員や感染症・エイズ対策隊員等が派遣されている。また、疾病予防も含めた基礎的な保健医療サービスをコミュニティーレベルまで行き届けられるように保健行政やサービス機関の体制強化を支援するJICAの技術協力プロジェクト「国家保健モデルに基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト」(2013年～2018年)が実施されていた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

活動先は同国西部地域の准看護師養成機関として1997年に設立。国内にある6つの公立准看護師養成機関の一つで、現在教員4名、生徒数37名(18歳～35歳)。2年課程で、1年目は基礎看護(8週)、母子看護(20週)、老年看護(8週)の理論習得と保健センター等における実習授業(8週)からなり、2年目は国内の医療機関での臨床研修となる。同国では質の高い医療サービスの提供のため、医療人材及び医療教育機関の能力向上が重要な課題となっているところ、同校の教員の指導力向上や現在行われている座学と実習内容等の改善・充実を図りたいとして隊員が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

グラシアス准看護師養成校の教員と協力しながら、以下の活動を行う。
1. 座学、実習ともに授業内容の改善・充実に向けて協力する。
2. 授業で利用する教材や教具の改善・充実に向けて協力する。
3. より良い授業運営や習得度評価について助言する。
4. 日本の医療現場や医療サービス等の紹介を行い、中南米地域では軽視されがちな患者接遇の重要性等について理解促進を図る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

基礎医療器具、血圧計、PC、プロジェクター、カメラ等

4）配属先同僚及び活動対象者

活動先同僚: 校長(看護師・女性・50歳代)、他同僚教員3名(女性・30～50歳代)

活動対象者: 学生(1学年37名、女性9割)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・看護教育経験者であることが必要。
・原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。