要請番号(JL23923B03)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
エルパライソ県保健事務所
3)任地( エルパライソ県ダンリ市 ) JICA事務所の所在地( テグシガルパ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はエルパライソ県(人口約50万人)を管轄する県の保健行政機関で、所管する4つの保健サービスネットワーク事務所(RISS)を通じ医療施設の運営管理、地域巡回医療チームの運営、各種統計管理、啓発活動等を行っている。同県には「母子保健の改善に向けた地域保健機能強化」プログラムを含め、これまで多くの医療系職種の隊員が派遣されてきた。医療機器隊員の派遣は初めて。現在、同県及び隣接するフランシスコモラサン県を対象に、高血圧や糖尿病等のNCDs予防等に焦点を当てたJICAの技術協力プロジェクト「保健サービスネットワークを通じた保健サービスデリバリー強化プロジェクト(2021年~2025年)」が実施中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国では医療現場で発生した機器の故障やトラブルに際して、専門人材を含め適切・迅速に対処できる体制が整っておらず、電気や機械の分野で技術を習得してきたスタッフが経験に基づき医療機器の維持管理に当たっている。そのため、メンテンナンス不足による故障や知識不足から起こる不適切な修理対応等から診療への影響が出ることも多く、医療機器の低い稼働率や短いライフサイクルで放置・廃棄されるなどの問題が顕在化している。同国の公的医療セクターは慢性的な予算不足にあり、患者への質の高い医療サービスの安定的提供のため、機器の有効活用やメンテナンスが喫緊の課題となっているところ、専門知識を持った隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
県内最大都市であるダンリ市(23万人)と近郊3市を管轄するダンリ保健サービスネットワーク事務所を活動先として、県のリファラル病院であるガブリエラ・アルバラード病院(2次医療施設、150床)や保健センターで以下の活動を行う。
1. 医療機器の有効活用のため、日常点検、定期点検、保守・管理の重要性とその具体的な方法について勉強会を行う。
2. 医療機器の使用状況を把握し、修理記録の台帳整備や管理マニュアル作成等、維持管理体制の整備・強化に協力する。
3. 可能であれば、上記の過程で5S・KAIZEN活動を紹介・展開し、医療施設全体における医療の質や安全性、生産性の向上へも協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
(2018年に一般無償資金協力でガブリエラ・アルバラード病院に供与された)X線撮影装置、超音波診断装置、歯科治療ユニット、薬用冷蔵庫・冷凍庫、乾熱滅菌器のほか、臨床検査機器、その他病院設備等
4)配属先同僚及び活動対象者
・ガブリエラ・アルバラード病院:メンテナンス部門6名(主任:50代、男性)
・保健センター:医師、看護師
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(臨床工学技士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実践的な内容の指導に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。