【配属機関概要】

3）任地（ エルパライソ県エルパライソ市 ） JICA事務所の所在地（ テグシガルパ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は県内(約50万人)の医療施設を管轄する県の保健行政機関で、県内の医療施設の運営管理等を行っている。エルパライソ市(約5万人)は県内最大のダンリ市(約23万人)に隣接する都市で、活動先となるエルパライソ市保健センターは普通分娩を扱う母子クリニックを併設、医師8名、看護師6名、准看護師14名が配置されている。1日約200人の患者が来院、月約15件の分娩に対応している。前任者(2019年度2次隊)は2020年3月まで活動した。なお、同保健センターはJICAの技術協力プロジェクト「『国家保健モデル』に基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト」(2013年-2018年)のパイロットサイトの一つ。

【要請概要】

1）要請理由・背景

エルパライソ県は国内でも貧困率が高い地域で、医療アクセスの悪さや保健教育の低さ等から妊産婦死亡率と乳児死亡率は依然高いレベルにあり、母子保健の強化が課題となっている。妊婦健診の質の向上やリスクの高い妊婦の早期発見、妊娠期間中の生活、分娩、育児や産後の体のケア等についての知識向上が必要とされるほか、健康教育や栄養管理、感染症予防等を含めたプライマリヘルスケアに関連するアプローチによる改善も求められている。隊員には配属先関係者の技術・知識の向上への協力が期待されるほか、来院する妊婦およびその家族に対する家族計画指導や近年問題化する若年妊娠対策への支援も期待されている。前任者による協力活動の継続を求めて本要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

活動先となるエルパライソ市保健センターで、配属先同僚と協力しながら以下の活動を行う。
1.日常の活動や産科分野の勉強会の開催等を通して、同僚の助産分野の技術・知識の向上を支援する。
2.保健センターや母子クリニックに来院する妊婦を対象に、妊娠期間中の生活、栄養管理、分娩、育児や産後の体のケア等についての指導を行う。
3.市教育事務所等と協力しながら市内の中学校・高校を訪問して、若年妊娠や性感染症予防について啓発活動を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、事務用品等。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 医師8名、看護師6名、准看護師14名、
活動対象者: 妊婦とその家族、中高校の教員と生徒。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。