要請番号(JL23923B12)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
レンピーラ県教育事務所
3)任地( レンピーラ県グラシアス市 ) JICA事務所の所在地( テグシガルパ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
グラシアス市は、同国西部のレンピーラ県の県都で、山岳地帯の中心部に位置している。先住民レンカ族が住む地域で、人口は約6万人。レンピーラ県教育事務所は、県内28市の基礎教育にかかる政策・予算・人事の管理を行っており、53名が在籍。教員研修を担当する 「カリキュラム・評価局」には4名が配属。政府からの予算は人件費のみで、教員研修等の活動のための経費は予算化されていない。活動校となるラモン・ロサ技術中高校は、技術者の育成を目的に1880年に創立された、西部で最大規模の公立の技術中高校。基礎科(日本の中学校1~3年生に該当)と高等科(日本の高校1~3年生に該当)を擁し、生徒数は約1200名、教師50名の規模。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国の技術高校では2年生より専門科目の授業を履修するため、実習の時間が日本と比べて少ない。一方、活動校の金属加工科では、卒業生の100%が就職をすることから、即戦力となるべく実践的技術の習得が生徒に求められている。同科には、若手からベテランの計4名の教員が勤務しており、生徒を午前と午後の2グループに分けて授業を実施している。2009年にスペイン政府の支援で工作機械が贈与され、教員へ研修が実施された。しかしそれ以後は研修の機会もなく、教員はインターネットから最新の情報を独自に入手している状況で、企業からのニーズに対応しきれていない。隊員から日本の先進技術等を吸収して授業内容を充実させていきたいとして、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.実習授業、座学授業(旋盤、CNCフライス盤、平面研削盤等)を観察し同僚教員、生徒に対して技術的な支援を行う。
2.効果的な実習授業実施のための、提案を教員へ行う。
3.教員からのニーズに応じて知識をアップデートするための研修を実施する。
4.機械、工具の保守・安全指導及び作業スペース整備のための助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
旋盤3台(PINACHO)、CNCフライス盤1台(MILKAN)、平面研削盤1台(KAIR)、研磨器(VOLLMER MASINCO)、電動ノコギリ(SABI)、MIG溶接機(LINCOLN ELECTRIC)、電気・TIG溶接機(PRAXAIR)等。機器は年代が古いものが多くパソコンはない。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚 : 県教育事務所カリキュラム・評価局スタッフ(30~50代)
活動対象者 : 金属加工科教員4名(30代~50代・勤続年数4年~30年)、生徒65名(15歳~18歳)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)機械工学 備考:教員への指導を行うため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実践的な内容の指導に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。