【配属機関概要】

3）任地（ レンピーラ県レパエラ市 ） JICA事務所の所在地（ テグシガルパ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 8.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同市はレンピーラ県第二の都市で人口約4万人。配属先は市内中心部にある第一次医療施設で、医師6名が常駐し、一般診療、妊婦健診を行う他、保健サービスネッドワーク事務所として市内15か所の診療所を管轄している。一日の平均患者数は40名。2013年4月～2018年3月の間、同県において、技術協力プロジェクト「『国家保健モデル』に基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト」が実施され、また、「レンピラ県及びエルパライソ県母子保健医療診療サービス整備質の向上計画」の対象市で同センター隣接地にポリクリニックが2019年3月に開設された。コロナ感染拡大前に看護師及び保健師隊員4名の派遣実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

レンピーラ県は先住民居住率及び貧困率が高い地域であり、特に村落部では医療アクセスへの悪さや、知識不足から妊産婦、乳幼児の死亡率が高く、母子保健の強化が急務となっている。配属先に併設されている妊婦の家は、村落部の妊婦の施設分娩促進を目的に設置された無料の分娩待機施設で、利用者の多くは貧困層であり、妊娠・出産に関する知識は低い。安全な出産のためには、妊婦への健康管理・保健アドバイスの必要性が高く、妊婦へアドバイスができる隊員が求められている。また、若齢妊娠が大きな問題になっているため、隊員には妊婦や家族への家族計画指導が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

保健サービスネットワーク事務所管轄の医師、看護師(ポリクリニック含む)等と協力しながら以下の活動に協力する。
1.市内の小中高校の生徒や地域住民に対してのワークショップや保健だよりの発行等を通して、正しい健康管理、性教育、家族計画について啓蒙・啓発活動を行う
2.ポリクリニックに来院する妊婦を対象に母親学級等を通して出産に必要な正しい知識や技術についてのアドバイスを行う。
3.市役所や、NGO団体と連携して、妊婦・新生児健診受診率の向上に向けた活動の計画、実施の支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子等執務に必要な設備。

4）配属先同僚及び活動対象者

レパエラ市保健所
医師6名
看護師8名、准看護師31名
保健普及員 17名
看護学生数名(女性・但し6ヵ月の実習期間のみ)。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。