要請番号(JL24223B12)
募集終了
2代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年省
2)配属機関名(日本語)
西インド諸島大学 モナ地質情報科学研究所
3)任地( キングストン ) JICA事務所の所在地( キングストン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はカリブ海諸国が共同で運営している西インド諸島大学が設立した営利部門をもつ研究所で、2004年以来、GISを利用しての研究や事業を実施している。協力隊員が所属する研究部門では大学の教員・研究者が研究費を受け、地形学、構造地質学、考古学、海洋学の分野で研究を行っている。また、大学の地質学科は当研究所が運営している。事業部門では、政府機関等に対してGISを利用した3D地図の作成、GPSによるナビゲーターの制作を行っている。配属先の年間予算は約95万ドル。ハーバード、ペンシルバニア、オックスフォード等の大学や研究所との協力関係にある。HP
【要請概要】
1)要請理由・背景
同研究所の沿岸動態数値モデリング研究の目的は、沿岸部、特に港湾、保護区、海岸における流出重油、外来生物、温・冷水塊、化学物質等の汚染分布のシミュレーションの実施、学生の卒業研究の支援としてモデリング技術の指導である。近年、気候変動の影響で、同国沿岸の海流、堆積物の動態に関する需要が増加しているが、これにより沿岸部の脆弱性を克服するための効果的な研究成果が期待されている。これまで2014年から2代の土木協力隊員が派遣されているが、継続的に堆積物、海流、波、潮汐力学をシミュレートするための専門知識の必要性から、その知見を有するJICA海外協力隊員の後任要請が出された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 地形、底生および外洋地域のデータ取得、調整、解析を行う
2. 海岸線の堆積と侵食、潮流ダイナミクス、堆積物の移動を追跡するためのカメラ監視システムの設置や保守(可能であれば潜水観察も含む)
3. 3次元流体力学モデル、水質、土砂の潮流モデルの開発と可視化出力を行う
4. 研究室のウェブサイト更新作業を行い、沿岸地域のインフラおよび生活環境に関するデータを一般公開する
5. スタッフや学生に向けて数値モデリングに関する技術専門知識の提供を行う
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンピュータ、インターネット、コピー機、スキャナー、ラップトップPC、文房具、執務スペース
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
同僚:業務調整員 20代女性(大卒・物理学)
上司:シニア・プロジェクトマネージャー 30代女性
研究部門18名 (女性11名、男性7名)
学生:4名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)土木工学 備考:配属先の希望
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実践的な工学知識が必要
[参考情報]:
・数値モデリング、統計分析の経験が必要
・海上でのフィールドワーク経験が尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(22~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
海洋調査のために地方を訪問する活動も見込まれるが、JICA安全対策措置で危険地域としている場所での活動は不可となっているため、事前にJICA事務所および配属先との三者合意のうえで訪問先を決定する。