要請番号(JL24522B21)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境天然資源省
2)配属機関名(日本語)
国家自然保護区委員会/南部国境・地峡・南太平洋地域事務所
3)任地( チアパス州パレンケ市 ) JICA事務所の所在地( メキシコシティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
メキシコ国では環境天然資源省(SEMARNAT)が環境行政を担い、全国182か所の自然保護区の管理を傘下の国家自然保護区委員会(CONANP)に委ねている。同委員会は全国に9つの地域事務所を設け、それぞれの地域の自然保護区で、自然資源の利用及び保護に関わる学術的調査、エコツーリズムの促進、自然保護区の保護と活用を目的としたコミュニティの支援を行っている。年間予算は全体で約50億円、南部国境地域事務所ではこのうち、2億円が充てられている。JICAはこれまでに環境分野でユカタン半島沿岸湿地保全計画 (技術協力プロジェクト)を実施した他、7名の環境教育隊員を派遣してきた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パレンケ国立公園の遺跡は、マヤ地域で最も優れた古代遺跡の一つであり、1987年に世界遺産に登録された。1981年からは、国立人類学歴史研究所(INAH)と国家自然保護区委員会が共同で遺跡保護にあたっている。遺跡の総面積は、1780ヘクタールに及び、2019年の入場者数は、43万2千人。パレンケ国立公園事務所は域内の天然資源の保護と文化観光を維持しつつ、地域社会の経済発展を目標とした事業を展開しており、民間セクターの経済活動がもたらす環境への影響を極力抑えるため日常的に、科学的調査、モニタリング、環境教育を行っている。国家自然保護区委員会では、文化観光を維持しながらも、環境にも配慮した持続可能な観光事業への協力を求めて隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.地域の環境の現状について調査を行う。
2.観光事業に関する現状調査を行う。(観光資源インベントリー、環境インパクト調査)
3.地域アクター(観光業者、住民、政府関係者など)を交えエコツアーのマスタープラン策定を行う。
4.可能であれば実証試験を行い、プランの見直し修正を行う。
5.その他事務所が必要とする生態調査、環境モニタリング、環境教育を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、PC、プリンター(EPSON)、GPS (Garmin)、デジタルカメラ(NIKON)、WiFi環境
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:
事務所代表:50代女性、大卒
その他研究員4名、事務系スタッフ1名
活動対象者
観光客、観光業界関係者、地域住民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:同僚への指導の必要性から
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導の必要性から
[汎用経験]:
・フィールドワーク(現地調査、研究)経験
・自然保護やエコガイドに関連する活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(8~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット環境は居住地区により異なり、通信環境は保証されていない。