【配属機関概要】

3）任地（ カンペチェ州テナボ市 ） JICA事務所の所在地（ メキシコシティ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

テナボ市は、メキシコ南東部に位置するカンペチェ州の北部にあり、州都カンペチェ市から35km、ユカタン州の州都メリダ市から110kmの場所にある。面積は882平方キロメートル、人口は11,450人である。人口の約25%が先住民族言語(マヤ語等)を話す。市内にはマヤ文明古典期のカンキ遺跡がある。配属先である経済開発部観光課は、観光開発の促進によるコミュニティ地域開発を行っており、職員数は5名である。観光課の年間予算は年間3万メキシコペソ(日本円換算約22万円)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

テナボ市在住の女性たちによって運営される小規模協同組合は、30年以上にわたって果物(マンゴー、パパイヤ、プルーン等)の瓶詰、ジャム、缶詰等を製造販売してきたが、コロナ禍以降販売量が減少している。他方、パッケージに利用するガラス瓶はメキシコ国モンテレイ市等から調達しているが、近年仕入れ価格が上昇し、販売価格への上乗せも検討され始めている。しかしながら、商品の販売量が減少している現状では、価格改定も難しく、組合は苦境に立たされている。このような状況下、配属先では組合の組織力強化と地産商品の販路拡大が大きな課題となっており、マーケティングに知見のある協力隊員の要請へと至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 果物瓶詰、ジャム、缶詰等を生産する既存の小規模協同組合の今までの実績について調査・分析を行う。
2. 市場調査を実施し、課題やニーズを整理する。
3. 市場調査に基づき、商品開発へのアイデアを共有し、マーケティング戦略の策定に協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ラップトップ型パソコン(HP15インチ)、プリンター(EPSON Ecotank L575)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 経済開発部長、女性、40歳代
観光課長、女性、40歳代

活動対象者: 小規模協同組合員

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

インターネット環境は居住地区により異なり、通信環境は保証されていない。