要請番号(JL24524B02)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
キンタナロー州政府
2)配属機関名(日本語)
農業・農村・漁業開発庁農業課
3)任地( キンタナロー州 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
キンタナロー州では観光業が主要産業となっており、農業の占める割合は比較的小さくなっている。しかしながら、地域社会にとっては重要な産業となっており、小規模農業や家族経営の農場が多く存在している。主要農作物はトウモロコシ、サトウキビ、野菜、果物などで、収穫面積はおよそ12万haとなっている(州面積44,705km2)。配属先である農業・農村・漁業開発庁は州内の農業、畜産業、漁業、および農村開発を支援・促進する役割を担っており、JICAの帰国研修員が課長を務め農業課では、SHEP(市場志向型農業振興)アプローチの普及を目指している。各種農作物のうち、ピタヤ、パイナップル、レモン、スイカ、パパイヤなどの熱帯果実および原産地呼称のあるハバネロ等が対象作物として想定されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
キンタナロー州では家族経営の小規模農家が多く、自給のため栽培が中心であり、その余剰分を販売して僅かな利益を得ている。SHEP(市場志向型農業振興)アプローチに代表されるような「売るために作る」という取り組みはほとんど展開されておらず、農業従事者の間でも農業がビジネスとして成立し得るという思想が浸透していない。しかしながら、観光業が盛んな州であるという点を踏まえれば、レストランやホテル、スーパー等に地元産品を直接販売できる可能性は十分にある。現在、小規模農家の多くは市場アクセスが限られているが、SHEPアプローチの普及によって小規模農家の営農力を強化し、農業所得の向上と農村部の貧困削減を実現したいと考えている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. SHEP研修会への参加者公募活動を支援する。
2. 研修会のプログラム設計を支援する(学術機関との協働開催、生産者団体との個別開催などを想定)。
3. 研修会参加者のフィールド活動(計画の実施状況確認)を支援する。
4. 配属先が作成する報告書をレビューし、助言する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、文房具など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:農業課長(帰国研修員)、同課職員
活動対象者:生産者、大学関係者ほか
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・マーケティングの知識重視
・農業ビジネスの経験重視
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネットを含むインフラの整備環境は居住地区により異なり、通信環境は保障されていない。