要請番号(JL24524B03)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
カンペチェ州水産機構
2)配属機関名(日本語)
カンペチェ州水産機構
3)任地( カンペチェ州カンペチェ市 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カンペチェ州はメキシコ南東部のユカタン半島に位置し、古代マヤ文明の時代には港湾都市として栄え、メキシコ湾に面した豊かな漁業資源を有している。この地理的条件により、漁業はカンペチェ州の主要経済活動のひとつとなっており、州内の多くのコミュニティが漁業に依存している。配属先であるカンペチェ州漁業機構(INPESCA)は、カンペチェ州における漁業と水産資源の開発、管理、保護を担う機関で、州内の水産業の持続可能な発展を目指した取り組みを行っている。漁業資源の管理と保護には漁獲制限の設定や禁漁期間の制定が含まれ、水産資源の持続的な利用を促進し、乱獲を防ぐための規制や監視を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
カンペチェ州には多様な漁場があり、甲殻類、貝類、頭足類、軟骨魚類などの水産物が一般的で、2023年の漁獲量は凡そ4万5千トンとされているものの、2013年以降で最低の漁獲量となっている。特に、エビとタコは日本、スペイン、イタリア、韓国などでの需要が高く、カンペチェ州で水揚げされたこれら海産物も輸出されている。他方、漁獲量の減少が深刻な問題となっており、稚魚の漁獲および禁漁期間の不履行、違法漁業などが原因とされている。配属先では、資源の適切な管理において、研究機関、公的機関、漁業者と連携した解決策を探り、漁業者の意識向上を目指す必要がある。また、持続可能な漁業の実現には、付加価値化やバリューチェーンの分析も含まれており、カンペチェ州産水産物の競争力強化も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.カンペチェ州内の漁業活動の実際と課題を把握する。
2.禁漁期間の履行徹底のため、啓発教材(パンフレット、ビデオなど)の制作などに協力する。
3.地元漁師を対象とした禁漁期間の重要性周知、漁師を親に持つ子供たちへの持続可能な水産開発をテーマとした教育の企画・実施を支援する。
4.いくつかの漁業地域を訪問し、配属先が行う説明会および新しい漁法・技術および規制に関するトレーニングを支援する。また、禁漁期間中の代替経済活動について提案・助言する。
5.市町村、州、連邦政府と連携した地域モニタリングプログラムに参加する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、文房具など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:上司(40代男性)、カウンターパート(40代男性)
活動対象者:配属先職員、漁業関係者など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・水産分野での実務経験必ず
・マーケティングの知識があると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネットを含むインフラの整備環境は居住地区により異なり、通信環境は保障されていない。