要請番号(JL24524B10)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
アグアスカリエンテス州水機構
2)配属機関名(日本語)
アグアスカリエンテス州水機構企画事業課
3)任地( アグアスカリエンテス州 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アグアスカリエンテス州水機構(INAGUA)は、アグアスカリエンテス州における水資源の管理と開発を担当する政府機関で、水資源管理、灌漑システム管理、上下水道の整備、環境保護、災害対策などを主な業務としている。また、アグアスカリエンテス州における水資源の持続可能な利用を確保するために、長期的な計画や政策の策定も行っており、これには気候変動の影響を考慮した水資源の管理戦略や水質保全に関する取り組みも含まれている。さらに、アグアスカリエンテス市との協定に基づき、排水処理事業を担う他、各種事業推進のため、連邦政府機関および州内各都市との連携も行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、INAGUAは36か所の排水処理施設を管理し、1,600L/s(50.5M 相当)の排水を処理している。このように膨大な排水処理を維持するには相応の経費がかかり、運転経費のうち、電力経費の占める割合が約40%に達している。特に、人口が集中する都市圏の排水処理場だけで運転経費の62%を占め、このうち38%が市内にある特定の処理施設に集中している。そのため、配属先では、アグアスカリエンテス市の排水処理場を対象にエネルギー効率の分析を進め、利用可能な代替技術とエネルギー消費削減のための処理プロセス改善に取り組みたいと考えている。エネルギー消費は、機器や電気機械設備の適切な機能だけでなく、処理プロセスの制御にも関連していることから、排水処理システム全般に精通したエネルギー効率化の専門家が要請されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 市内の排水処理場を対象に、各処理段階におけるエネルギー消費効率やパターンの分析を行う。
2. 分析結果に基づいて、非効率な工程やボトルネックを特定し、各工程での削減率を予想する。
3. 短期・中期的なエネルギー消費削減のための排水処理設備改修プログラムを提案する。
4. 排水処理施設のエネルギー消費を最適化するための代替技術を提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、インターネット、文具用品など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: カウンターパート(男性:経験3年、建築家、女性:経験7年、博士)
活動対象者: 配属先職員など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)衛生工学 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・エネルギー節減対策の経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(4~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先のカウンターパートとは英語でのコミュニケーションが可能。インターネット環境は居住地区によって異なり、通信環境は保証されていない。