要請番号(JL24524B11)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
アグアスカリエンテス州水機構
2)配属機関名(日本語)
アグアスカリエンテス州水機構企画事業課
3)任地( アグアスカリエンテス州 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アグアスカリエンテス州水機構(INAGUA)は、アグアスカリエンテス州における水資源の管理と開発を担当する政府機関で、水資源管理、灌漑システム管理、上下水道の整備、環境保護、災害対策などを主な業務としている。また、アグアスカリエンテス州における水資源の持続可能な利用を確保するために、長期的な計画や政策の策定も行っており、これには気候変動の影響を考慮した水資源の管理戦略や水質保全に関する取り組みも含まれている。さらに、アグアスカリエンテス市との協定に基づき、排水処理事業を担う他、各種事業推進のため、連邦政府機関および州内各都市との連携も行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
アグアスカリエンテス州の気候区分はステップ気候で、平均降水量は550ミリメートルと少なく、都市部の公共用水の供給源は地下水に依存している。都市の発展に伴う人口増加に加え、農業、工業、都市公共利用各需要を賄うための取水により、同州に水を供給する帯水層では、すでに1億2,600万立方メートルの過剰取水を行っている。その結果、より深い帯水層(深さ400メートルほど)からの取水を行っているが、大深度で採掘した水にはヒ素等の重金属やフッ素が基準値を超える濃度で含まれており、水質改善が大きな課題となっている。配属先は、飲料水処理プロセスやシステムに関する技術支援を求めており、出来るだけ安価なコストでヒ素除去が可能なシステムの開発を望んでいる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 過去の水質調査結果やサンプリングプログラムを分析し、飲用水の水質レベルや課題を把握する。
2. 水質基準に満たないエリアの特定を目的として、地理情報システムを活用したゾーニングを行う。
3. これまでの水質調査結果を参考に、州内で適用可能な飲料水処理システム、特にヒ素やフッ素の除去に重点を置いたシステムを提案する。
4. 職員の能力強化を目的とした研修会を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、インターネットなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: カウンターパート(男性:経験3年、建築家、女性:経験7年、博士)
活動対象者: 配属先職員など
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・上水処理システムの知識必須
・汚染物質除去に関する知識と技術力を重視
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(4~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先のカウンターパートとは英語でのコミュニケーションが可能。インターネット環境は居住地区によって異なり、通信環境は保証されていない。