要請番号(JL24524B12)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
国立人類学歴史学研究所 文化遺産保存調整局
3)任地( メキシコ市 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立人類学歴史研究所(INAH)は1939年に設立された連邦政府機関で、メキシコ国内に存在する文化・歴史遺産の考古学的発掘、研究、保存、普及活動などを行っており、メキシコの先住民族文化の伝統を保護し、尊重する責務も担っている。隊員が配属されるのはINAHが管轄する文化遺産保存調整局(CNCPC)で、ここではメキシコ国内の有形文化遺産の保護、保存、修復が行われている。配属先は、1961年以来、メキシコにおける保存修復のパイオニア的存在であり、ラテンアメリカ初の保存修復トレーニングセンターもここに設立されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
紙文化財保存の枠組みにおいて、メキシコでは1990年代以降、日本の和紙を活用した修復技術が徐々に導入されているが、紙質が異なるメキシコの作品に対して、日本の修復技術を応用し、適用させるには様々な課題がある。配属先では、2012年以降、東京文化財研究所および文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)と協力して、定期的に研修会を開催し、ラテンアメリカの修復技術向上を支援しているが、更なる技術向上を求めて紙修復の専門家による協力が要請されている。また、配属先では数多くの修復を取り扱うことから、隊員にとってはラテンアメリカの紙作品修復に従事できる貴重な機会となっている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 損傷具合の評価から必要な修復を決定するまでのプロセスに参加し、必要な助言を与える。
2. メキシコの紙作品に用いられている和紙を活用した修復技術の向上を支援する。
3. 修復に必要な材料の準備を支援する。
4. 配属先に搬入された紙作品の修復作業へ取り組む。
5. 紙修復に関して、材料、道具、技術等をテーマとした専門家研修を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
日本および西洋の修復紙、刷毛などの道具、広い作業スペースなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:紙作品の修復師5名(女性、30代~60代、経験7~40年)
活動対象者:INAH所属の修復師、学生など
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)美術 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・紙文化財修復の経験(5年以上)必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(3~26℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット環境は居住地区によって異なり、通信環境は保証されていない。