2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL24818A03)
募集終了

国名
ニカラグア
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

外務省

2)配属機関名(日本語)

NGO ニカラグア農牧連合(UNAG) サン・ディオニシオ支部
NGO

3)任地( マタガルパ県サン・ディオニシオ市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ニカラグア農牧連合(UNAG) は1981年に設立された農牧業、林業、農産加工業者による国内最大の連合である。同分野の社会経済的発展、競争力強化、持続可能性や機会均等の促進を目的としており、350の各種組合・団体の他、約7万2千名の個人会員が加入している。UNAGが運営する「農民から農民へ」プログラム(通称PCaC)は、1990年に始まり、現在は15県の84市938コミュニティで約2千人のプロモーターが活動している。サン・ディオニシオ支部では、1994年から同市26コミュニティを対象に、約120人のプロモーターが小規模農家や女性、青少年を支援している。同支部の年間予算は約6万4千ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

PCaCの活動は、1) 農民の組織化、2) 環境保護、3) アグロエコロジー、4) 生産性向上、5) 農村開発とジェンダー、6) 青少年育成、7) 金融サービスで構成される。特に農業分野においては、持続可能な農業による食の安全保障と、収入向上のための付加価値創出に重点を置いており、配属先であるサン・ディオニシオ支部では、多種混合栽培、バイオインテンシブ農法、パーマカルチャー等の導入や、農家に対する技術指導、定期市開催等に取り組んでいる。一方で、野菜栽培や販売に関する知識・技術が不足しており、助言を必要としていることから、本要請に至った。ボランティアには、公共交通が利用可能な7コミュニティでの野菜栽培指導(週3回程度)や、生産品の販売促進の工夫が求められている。主な栽培作物は、トウモロコシ、豆、野菜(人参、トマト、キャッサバ等)、果物(バナナ等)、カカオ、コーヒーである。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚と共に以下の活動を行う。
1. プロモーターや農家に対し、野菜栽培技術の研修会を行う。また、農産品の生産、洗浄、包装、加工、販売のプロセスにおいて、付加価値を生み出す工夫を考え、助言する
2. コミュニティの圃場や家庭菜園で、野菜栽培の知識や技術を実践、指導する
3. 農業プロモーター、生産者間の情報交換を促進する
4. 市営の市場や配属先が開催する定期市への農家の参加意欲を高める工夫をする
5. PCaCが行う他の活動(青少年の育成、女性の社会参画、水源・環境保護等)に参加し、必要に応じて助言を行う

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務用品(机、椅子等)、PC(Toshiba 2011)、農作業用具(シャベル、鍬、刃物類、ひも類、台車、基本的な土壌測定器等)、農地を計測する道具(水準器、GPS、方位磁石等)

4)配属先同僚及び活動対象者

上司: PCaCサン・ディオニシオ支部コーディネーター、経験23年、男性、40代
同僚: 地域指導・青少年育成コーディネーター、農業技師、経験6年、男性、20代
他職員2名(農牧業技師、総務)
活動対象: 7コミュニティ(プロモーター14名、農家105名)

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への技術支援を行うため

[参考情報]:

 ・大学等での実習も実務経験に含む

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

マーケティングに関する知識や、簡単な加工食品、保存食を手作りした経験があるとなお良い。
地域住民との活動となるため、積極的に人とかかわることができる協調性のある人物が望ましい。