要請番号(JL24818A04)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
水産庁
2)配属機関名(日本語)
水産庁 サン・フアン・デル・スル漁業ターミナル
3)任地( リバス県 サン・フアン・デル・スル市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
水産庁は、水産資源の適切な管理、水産物の安定供給の確保、漁業者の権利の保護、水産技術の向上等を所管する国家行政機関である。同庁が監督するサン・フアン・デル・スル漁業ターミナルは、太平洋岸の重要な水揚げ地である同港の漁民にサービスを提供する水産施設で、JICA無償資金協力によって2007年に完成し、漁港運営維持管理組織が運営している。運営費は施設使用料や氷・水産品等の販売によって賄っており、年間予算は約25万5千米ドル。本案件は水産庁が同ターミナルの水産品の販売促進を支援するために要請したものである。水産庁には同ターミナル活性化を目的とした個別専門家派遣も行っている(2013-2017年)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ニカラグア政府は食料自給と外貨獲得の両面から、水産業を重要な産業と位置づけている。同ターミナルは、水揚げ効率と漁獲物の鮮度向上により漁獲後の損失を軽減し、同港の漁獲物取扱量を増加させることを目的として建設された。水産設備として、デッキ、荷捌き場、冷凍設備、製氷・貯氷室、漁船修理場、仲買人事務所、管理事務所、水産加工場を備えており、施設利用者は主に零細漁民や仲買人である。ターミナルが扱う水産品の約9割は処理、加工、冷蔵・冷凍保存を経ず販売されており、商品価値や保存性が低いことが課題となっている。また、前述の専門家の指導により、魚肉ハンバーグやさつまあげ等、加工品の製造技術は一定程度習得したものの、商品の認知度が低く、流通ルートが確立されていないこともあり、売り上げは不定期かつ不安定である。そこで、ボランティアには、水産品の販売促進、付加価値向上、商品管理等のノウハウの提供が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
漁業ターミナルにおいて以下の活動を行う。
1. 国内市場向けの水産品のマーケティング、付加価値向上等をテーマに同僚に対する助言を行う
2. 水産品のパッケージや保管方法の改善、冷蔵・冷凍設備を必要としない保存方法を提案する
3. 年間販売計画の策定を支援する
4. 同僚とともに水産品販売のキャンペーンやイベントを企画・実施する
5. 同僚とともに水産品の流通ルートを確立する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用品(机、椅子等)、PC(Dell)、販売促進やイベント出展の機材や道具(展示台、屋台、秤、シート等)、水産加工機材等
4)配属先同僚及び活動対象者
上司: 漁業ターミナル経営責任者、経験9年、男性、40代
同僚: 生産部門・販売担当者、経験10年、男性、30代
他、職員19名(総務、技術、安全、清掃担当等)
漁民約400名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への技術支援を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)