要請番号(JL24818A10)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育省マドリス県教育事務所
3)任地( マドリス県ソモト市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のあるソモト市は、ニカラグア国北部、ホンジュラス国境に接するマドリス県の県都である。マドリス県教育事務所は1990年に設置され、県内の9市町村の学校(約310校)と、約1,700人の教員を管理し、幼児・初等・中等・特別支援教育において、学校の設置管理、教員の人事や研修、教育計画、制度制定といった教育全般の事務を担う教育省の機関である。配属先は総務、教務、法務など3部門、40名の職員(内、指導主事は9名)で構成され、適切で質の高い教育、男女機会均等の実現を目指した教育の実施と管理、教育レベルの底上げを目的としている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国における就学率は改善傾向にある一方、初等教育における退学率や留年率は依然として高い。その理由のいくつかかには、教員の質(指導力不足)、国定教科書の質といった課題が挙げられていた。特に算数においては学年が上がるにつれて学習内容の理解度が低下する傾向にあることから、2006年、JICA技術協力プロジェクトにより、算数の教科書及び指導書の作成、「授業研究」や「問題解決型授業」が導入され、政府(教育省)もその普及を推進してきた。ボランティアはこれらの成果を継承し、活用する形で要請された。ボランティアは、教科書・指導書の使用方法に関する勉強会、授業研究や問題解決型学習の定着を図るための研修会の実施など、教員の指導力の向上のため、そして子ども達の基礎学力の向上など、初等教育の充実のための活動を行う。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
教員の指導力向上のため、同僚と共に以下の活動を行う。
1.担当地域の小学校を巡回し、現在実施されている算数授業の状況を把握する
2.巡回先の教員に対して技プロ作成の教科書・指導書を使用した授業づくりや、算数指導方法に関するサポートを行う
3.巡回先校において、模擬授業の実施及び、授業研究の実施・定着のためのアドバイスを行う
4.月1回の教員研修会(EPI)に参加し、内容改善のためのアドバイスを行う
5.その他、可能であれば、中等教育の主事(数学)との協働も期待されている
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICA作成の算数教科書及び指導書、事務用品、PC等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:事務所長、男性、40代、教員経験9年
配属先同僚:初等教育担当指導主事、男性、40代、教員経験20年(JICA帰国研修員)
その他:教育主事8名(就学前、中等、複式、特別支援)
活動対象:小学校教員1,300名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:教員に対して指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
グループ型派遣の一員であり、他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。当国の小学校の約8割が複式学級であることから、複式学級経験があるとなお良い。