【配属機関概要】

3）任地（ マナグア県マナグア市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

家族省は幼児・青少年・高齢者といった社会的弱者の人権保護や虐待、人身売買といった被害からの救出と予防、人々が心身ともに健康に生活できる権利を享受するための施策を講じる機関である。現在は「促進・予防・保護・養子縁組」の4つの観点からプログラムを実施している。活動先の予防課では「プログラマ・デ・アモール」という事業計画を2008年より開始し、児童・青少年が直面する各種課題の解決に向けた取り組みを行っている。同配属先では2012年から2年間、JICA技術協力プロジェクト「家族とコミュニティのための社会リスク予防・ケア統合行政サービス能力強化プロジェクト」を実施した。課の年間予算は約9万米ドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では貧困やドラッグ、性的虐待、児童労働といった社会リスクに晒された子ども達が多数存在し、無戸籍や未就学、家庭内暴力、育児放棄といった家庭環境の質の悪さが子どもの心に負の影響を与えるなどことを問題視している。そこで子ども達が受けるべき権利を享受することを目的に「プログラマ・デ・アモール」が開始された。全国153の市町村、19,000人の子ども達、1,000世帯の家族を対象に、地域訪問、学校訪問、父母学校への参加、青少年活動、他機関と連携して様々な対応を取っている。同僚は、社会学や心理学といった分野においては知識を有しているものの、社会参加を促進し、情操を養う活動(スポーツや、文化、レクリエーション等)に関しての知識や経験は不足している。そこで配属先は、同僚とともに地域巡回に同行し、家庭や地域に存在する多様な社会的リスク課題に対応するため、予防とケアを統合した活動を期待している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

予防課の同僚または、各地区の同僚とともに以下の活動を行う。
1.週の2日は本省にて活動報告や資料作成、巡回時に実施する活動の準備を行い、週の4日は巡回に同行する。
2.マナグア市内の第2・第6地区のパイロット地域を訪問し、子どもや家庭の状況を把握する。
3.巡回時、子どもや高齢者を対象に、レクリエーション・文化・スポーツ活動を行う。
4.配属先と相談のうえ、他県の状況を把握し、上記3の活動を実施する。
その他、配属先が必要とする活動に積極的に協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、PC等

4）配属先同僚及び活動対象者

予防課課長:ソーシャルワーカー・24年、女性、50代。
同僚:心理士・20年、女性、50代。
その他同僚:予防課同僚8名、社会学者、心理士等(男性1名、女性7名)。
活動対象者:マナグア市内第2・6地区の幼児・青少年・高齢者

【資格条件等】

[参考情報]：

　・子ども又は高齢者を対象とした実務経験2年

【地域概況】

【特記事項】

巡回先によって、対象者(子ども、高齢者)、対象人数が変わるため、その場に応じた柔軟な対応ができる人材が望まれる。
ソーシャルワーカーの経験があるとなおよい。住居はホームステイを予定。