要請番号(JL24819B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化庁
2)配属機関名(日本語)
国立交響楽団
3)任地( マナグア県マナグア市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
文化庁は同国の芸術や文化を振興するため、音楽、舞踏、工芸等の創造活動の支援、芸術家の育成等に取り組む国の機関である。配属先は同庁に属し、1979年にキューバやヨーロッパ諸国にて音楽を学んだ若手演奏家が集まり活動を開始した国立交響楽団で、音楽の振興と普及のため活動を行っている。具体的には、国が行う文化事業への参画、芸術作品の普及、同国の地方音楽の伝承、同国作曲家の音楽の宣伝や普及、音楽家間での情報交換や課題解決、音楽を通した文化的資産を後世につなげていくための活動を行っている。楽団は楽団長をはじめ、18名の演奏者で構成されている。楽団の練習は、月・水・金の9-12時。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国立交響楽団をまとめている楽団長は、バイオリン奏者として楽団に入り、コンサートマスターを努め、現在は首席指揮者として指揮を執っている。また併設する国立音楽学校においても、ソルフェージュや和声学の指導にもあたっている。楽団長は長きにわたる経験を有しており、その人間性も評価されている。一方で指揮法や音楽理論といった音楽家としての基礎的教養が不足していることや、若手奏者のさらなる演奏技術の向上を求め、JICA海外協力隊が要請された。JICA海外協力隊には、国立交響楽団の指揮者に対する指導と、若手奏者への指導、楽団のリハーサルに同行し楽団のレベルの向上のための活動が求められている。楽団の活動以外では、多くの演奏家を輩出する国立音楽学校において、音楽分野での基礎教養(ソルフェージュ・和声・音楽理論・指揮法)の授業の改善や助言といった活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.国立交響楽団の練習に参加し、現状並びに課題を把握し、改善方法等について助言する。
2.国立交響楽団が実施する演奏会に帯同し、必要に応じて助言や支援を行う。
3.首席指揮者に対して、指揮者としての資質や技能の向上のため、指揮法や音楽理論に関するアドバイスを行う。
4.国立音楽学校において、基礎教養の授業の質の改善のための指導・助言を行う。
その他、配属先が必要とする活動に積極的に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
バイオリン、フルート等の楽器、グランドピアノ1台、アップライトピアノ3台、電子ピアノ1台、事務用品一般
4)配属先同僚及び活動対象者
交響楽団長:首席指揮者・3年(バイオリン奏者10年・教員20年)、男性、40代。
副団長:フルート奏者30年、男性、50代。
団員18名(弦楽器10名、木管楽器3名、金管楽器3名、打楽器2名)。
国立音楽学校生徒約180名。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・指揮者としての経験5年程度
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
通常楽団の練習は週3日であるが、空いた時間で、当国の音楽家育成に寄与する活動(音楽学校での指導)が求められている。住居はホームステイを予定。