【配属機関概要】

3）任地（ チョンタレス県フイガルパ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

国家技術庁(INATEC)は、社会経済の基盤である産業人材の育成を担う機関で、全国に53の技術指導センターを有する。これらのセンターは、14歳以上の若者を対象とした職業訓練校としての役割を担う他、就業者や生産者に対する研修や講習会等も実施している。INATECヘルマン・ポマーレス・オルドニェス技術センター(フイガルパ校)は、「農業」「家畜飼育」「獣医学」「農産品加工」等に関する8つの職業訓練コースを有する。平日クラスのほか、夜間クラスや土・日クラスなども開講しており、現在、全コースで生徒628名、職員64名が在籍している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先では6名の農業分野担当教員が「野菜栽培」に関する指導にあたっている。同分野の授業は教室型と実習型を併用して行われるが、より実習に重きを置いている。一方、農業分野における世界的な技術革新はめざましく、最新の技術を取り入れた授業の実施に力を入れている。しかし、新たな技術を導入した授業を進めるにあたっては、それなりの知見を有する人材による助言が必要であるとし、本要請に至った。JICA海外協力隊には、日本で実践される最新の栽培技術の導入や持続可能な栽培方法の導入等の活動が期待されている。なお、JICAの技術協力プロジェクト「農牧分野職業訓練改善プロジェクト」で作成されたテキストを使用する予定。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

カウンターパートとともに以下の活動を行う。
1.実習場の土壌評価と適切な栽培計画の提案
2.最新の栽培技術や持続可能な栽培を取り入れた授業・実習の実施に関する助言
3.2.に関連した教員の知識及び栽培技術向上のための研修やワークショップ等の実施
4.野菜栽培に関するマニュアルや教材等の改善

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務用品一般、プロジェクター、各種農機具、トラクター、プラウ、ハロー、種まき機、肥料散布機、スプリンクラー、ドリップ灌漑システム 等

4）配属先同僚及び活動対象者

校長、50代、男性、経験28年、農学士
副校長、40代、女性、経験28年、教育学士
農業分野の教員6名、農産物加工分野の教員4名
対象生徒125名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・播種から収穫までの栽培経験を2作物以上

　・農業実習180時間以上

[参考情報]：

　・農作物の付加価値化に関する知識

【地域概況】

【特記事項】

ホームステイの予定。