要請番号(JL24823B31)
募集終了
2代目
・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育省 ヒノテぺ市教育事務所
3)任地( カラソ県ヒノテペ市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ヒノテペ市教育事務所は、初等・中等教育、複式教育、幼児教育、識字教育等を管轄しており、同市内の教育を円滑かつ継続的に実施するために設置された教育省の機関である。管理、指導、経営の3部門に20名の職員が勤務。そのうちの6名は教育指導主事で、学校経営や指導法に関するアドバイス、教員研修等を実施している。所管するヒノテペ市内には23校小学校があり、約150名の教員が勤務している。初代隊員が2018年3月まで約8か月活動していた。本募集期にて、同市内の教員養成校でもJICA海外協力隊が要請され、同市内の教員の指導力向上のため、連携した活動が期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
JICA技術協力プロジェクトにより、算数の教科書及び指導書の作成、授業研究や問題解決型授業が導入され、政府もその普及を推進してきた。教育省は学区毎に教員研修会「EPI(エピ)」を毎月一回実施することを義務付け、教員の指導力向上を図っている。しかし教員自身が算数の内容の理解不足による算数指導に対する苦手意識を持っており、指導方法の工夫や改善等に困難を抱えていた。前任者は学校巡回による直接指導、教員研修会や授業研究会の実施支援、研修会の企画運営といった活動を行ってきたものの定着までには至らなかった。そこで今回、前任者の活動を引継ぎ、指導主事や教員のさらなる算数指導力向上を目的として本要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
市の教育指導主事とともに、以下の活動を行う。
1.学校巡回を行い、教員に対して指導方法に関する助言を行う。
2.教員に対して算数に関する定期勉強会を実施し、算数リーダーを育成する。
3.地域拠点校を中心に、模擬授業の実施及び授業研究の実施・定着に関する助言を行う。
4.月1回の教員研修会(EPI)の内容の改善について助言を行う。
5.同任地の小学校教育隊員(教員養成校)と連携し、市全体の算数指導力向上のための活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICAプロジェクトで作成した算数教科書及び指導書、事務机、椅子、事務用品(模造紙、マーカー等)、PC(BENQ、Microsoft Office、 PDF)、インターネット等
4)配属先同僚及び活動対象者
事務所長:女性、50代、教員経験42年、所長として5年目
同僚1:指導主事、女性、40代、主事としての経験5年
同僚2:指導主事、女性、30代、主事としての経験3年
その他、職員等17名
活動対象者:市内の小学校23校、教員約150名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)5年以上 備考:同僚への提案・助言を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
グループ型派遣として他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。技術協力プロジェクト「初等教育における算数に親しむ学習プロジェクト(2023年-2026年)」との何らかの連携も想定される。当国の小学校の約8割が複式学級であることから、複式学級経験があるとよい。ホームステイの可能性あり。