【配属機関概要】

3）任地（ エレラ県チトレ ） JICA事務所の所在地（ パナマ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パナマではすべての学校を教育省が所轄しており、各県に地域事務所をもって教育行政を掌っている。エレラ県地方事務所は、1941年設置、職員数は300人。年間予算は100万米ドル。JICAが行う日本での研修に参加したスーパーバイザーがいるほか、管内の学校にJICAボランティア(小学校教育)が派遣されたことがある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

パナマの数学レベルは中南米の中でも低く、教育省にとって数学能力向上は重要な課題となっている。記憶に頼らず論理的に考える力を身につけさせることの重要性が指摘されているものの、まだ不十分なのが現実である。配属先では、スーパーバイザーが管内の学校を巡回して学校や教員に指導を行っている。日本での研修に参加した熱心なスーパーバイザーの働きかけにより、管内の小学校に派遣されていた平成26年度3次隊の小学校教育JV(青年海外協力隊)とともに、教員を対象としたセミナーを20の小学校において実施した。このセミナーが効果的であったため、小学校だけでなく中学校や高校段階にも拡大したいとして、巡回指導を念頭に、学校ではなく教育省の地域事務所にボランティアを配置するための要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

管内の10校程度(小・中・高)を対象に、
1. 初めは、カウンターパートとともに巡回し、現状把握をするとともに、各校教員への指導を補助する。
2. 慣れてきたら、カウンターパートとともに巡回し、各校教員への指導を行う。
3. カウンターパートともに、各校における教員セミナーを企画・実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機や文房具などが使用可能

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚(同じ部門のスーパーバイザー):6人、40から60歳程度の年齢層の男女。校長や教頭の経験有。
カウンターパート:算数のスーパーバイザーで40代前半の女性、16年の教員経験のあとスーパーバイザーの経験が3年。日本での研修受講経験有。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】