要請番号(JL25123A15)
募集終了
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
パナマ大学
2)配属機関名(日本語)
パナマ大学畜産業改善プロジェクト事務所ラ・ポルセラナ農場
3)任地( パナマ県トルティ ) JICA事務所の所在地( パナマ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パナマ国内東部地域の畜産業の普及改善、発展のため、パナマ大学内に設置されている研究所。事務所はパナマ市内の同大キャンパス内にある。1998年から2003年までJICA技術協力プロジェクトが実施され、終了後、同大学において事業が継続実施されている。年間活動予算は10,000米ドル。試験農場での家畜(牛)の飼育、飼料作物の研究のほか、同地域の家畜生産者や農学部の学生に対して人工授精や飼料等についての各種技術普及研修を実施している。また同地域の畜産農家を巡回し、飼育指導のほか家畜の登録・状況調査も実施している。職員は、JICAプロジェクト実施時のパナマ側技師、研究者が多く在籍し、本邦研修への参加経験者も多い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
畜産農家に対して、技術指導、講習を実施しても、その技術が採用・導入されず畜産業の改善、発展になかなかつながらないという問題がある。配属先事務所は地域の畜産農家への技術向上支援とともに、この新規技術導入を阻害する障害要因を分析、特定し、より適切、効率的な普及指導方法を確立することを目的に研究活動を実施している。係る状況のもと、対象となる畜産農家の技術普及レベルの調査を行い、それに基づく普及や技術指導方法改善のため、協力隊員による助言、支援が求められている。この普及方法改善支援とともに、畜産農家に対する生産性向上のための家畜飼育一般の技術的助言が期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力し、畜産農家への家畜飼育一般の技術的助言、サポートとともに、以下の活動を進める。
1.対象となる畜産農家への訪問調査、ヒアリングを通じて、技術の普及・導入が進んでいない部分、技術的に脆弱な点、それによる家畜飼育上の問題点の分析への支援を行う。
2.上記の分析により、普及指導プロセスの改善に向けての助言を行う。
3.講習の内容、指導技術のレベルが講習対象者に対して適切か評価する。
4.農家が研修等において技術を採用しやすいように、普及指導方法の改善に向けての助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクト農場の各種施設。36ヘクタールの土地に、現在46頭の牛を飼育。人工授精の講習を行うための12の枠場、飼料作物の展示農場あり。地域の農家巡回は、同僚とともに配属先車両にて行う。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:牧場の畜産技師(カウンターパート)、40歳代男性(JICA帰国研修員)
活動対象者:プロジェクト職員13名(農業技師、生物学や普及教育学を履修した職員ほか)、地域の24畜産農家
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が求められる
[参考情報]:
・技術普及活動に携わった経験があれば尚良い。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)