要請番号(JL25125A11)


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
フェデリコ・スニガ・フェリウ小中高等学校
3)任地( コクレ県ぺノノメ市 ) JICA事務所の所在地( パナマ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は県庁所在地都市にあり、幼稚園から高等部まである大規模公立校である。児童・生徒総数は2,352名、教員総数122名であり、高等部には情報、観光、科学の3学科が設置され生徒数は約1,100名。そのうち560名が科学科の生徒である。それぞれのレベルにて生徒の入学、他校への転校があり、小中高一貫教育という形態ではない。年間予算は23,000米ドル。午前、午後の2部制で授業が実施されている。校内には物理、化学、生物の実験室がひとつずつあるが、十分な実験器具は揃っていない。高等部には物理専科教員が3名いる。過去に小学校教育(算数)隊員1名の受入、活動実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パナマの理科教育レベルは低く、教育省は算数とともに理科教育の改善を重要課題としている。その状況のもと暗記中心の学習から生徒が主体的に学べる授業への転換を目指し、生徒の興味を引くような授業内容と指導方法の確立へのサポートが求められている。高等部においては十分な実験機材が揃わない中、手に入るものを利用し創意工夫もしながら授業を充実させ、生徒の関心を高めることが必要であり、そのような経験、知識のあるJICA海外協力隊の要請がされた。現地教員とともに授業を行いながら、授業・実験について現地教員に助言、サポートを行うことができる隊員による支援が期待される。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.配属先学校で現地教員が実施する理科(物理)授業に入り、観察を行う。
2.生徒の理解を深めるための各種実験等を採り入れた生徒主体の授業方法について、現地教員に対し助言・サポートを行う。
3.実験機材の不足を補い、手に入るものを利用かつ安全な実験が出来る方法を考案する。
4.教員対象の校内研修会やセミナーを企画・実施し、分かりやすい理科(物理)教育、授業運営についての指導、助言を行う。
5.教育省が夏季休暇中に実施する教師研修会の企画、実施サポートが行えれば、尚良い。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、実験室、各種実験器具。ただし、十分な実験機材は揃っていない。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:高等部の物理教員3名。カウンターパートは40歳代男性、経験15年の教師の予定。
活動対象者:同僚教員及び生徒。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒であるため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が必要
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
[参考情報]:
・物理を教えた経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)