要請番号(JL25722B08)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・持続的開発・革新・科学・技術・職業訓練省
2)配属機関名(日本語)
特別教育局
3)任地( カストリーズ ) JICA事務所の所在地( グロスレイ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、2000年に設立された教育省の特別教育の政策実施機関。全国5校の特別教育センターを統括している。生徒は5校合計で352人(学習障害112名、知的障害83名、重複障害58名、自閉症52名、身体障害27名、ADHD7名、聴覚障害7名、視覚障害6名)。年齢は3歳から34歳。配属先には2008年から2012年にかけてJICA海外協力隊員(以下、隊員)5名(理学療法士2名、作業療法士2名、養護1名)が派遣され、全国の特別教育センターを巡回し、生徒への直接的な支援や、教員に対して生徒に合わせた療育プログラムや指導方法の紹介を行っていた。配属先および5校の年間予算は合計約2億5千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セントルシアには作業療法士養成機関がなく、作業療法士は海外からの人材に頼る状況となっている。そのため特別教育センターの児童、生徒に対する学習能力改善、生活機能回復のための作業療法サービスの提供はわずかだった。近年特別な教育ニーズのある児童生徒の増加(2012年315人→2022年352人)に伴い、作業療法の専門的知識に基づいたリハビリテーションが必要な児童、生徒が増えていることから、専門的な知識と技術に基づいた指導を得たいとして本要請に至った。現在、地方の特別教育センターに障害児・者支援隊員が派遣されており、その隊員と協力して個々の児童、生徒にあった作業療法を現地の教員に紹介することも期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
全国の特別教育センターを巡回して以下の活動を行う。(移動手段ミニバス、移動時間片道30分から2時間)
1.国内の特別教育センターを巡回し、児童、生徒に対し、それぞれのニーズに合わせた作業療法プログラムを計画し実施する。
2.教員に対して、作業療法の基礎知識や基本的な技術を紹介するワークショップを行う。
3.教員に対して、児童、生徒の障害の程度や発達段階に応じたコミュニケーション、ソーシャルスキルの指導方法や教材を紹介する。
4.配属先が実施するイベントの企画運営に対する助言や実施協力を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プリンター、学校施設(感覚統合ルーム、空き教室、校庭)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:特別教育局長(40代男性,勤務年数14年)、特別教育分析官1名(勤務年数4年)、教員助手3名(勤務年数10年(1名)勤務年数2年(2名))、事務員1名
活動対象者:
全国5校の作業療法のニーズをもつ3歳から21歳の児童、生徒合計118人及び各センターの教員
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:免許取得に必要なため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への助言が求められるため
[参考情報]:
・障害児を対象とした活動経験があると望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
COVID19対策として、各センターでは比較的軽度の障害のある生徒へはマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保を指導し、手洗い・手指消毒、教室内の消毒をしている。