【配属機関概要】

3）任地（ カストリーズ ） JICA事務所の所在地（ グロスレイ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は政府助成金を受けて運営されている通所型の少女更生保護施設。困難な家庭環境等(貧困やDV等)を原因とした非行や問題行動を抱える12歳から18歳の少女を受け入れている。基礎教育、生活指導、職業訓練、スポーツ等の情操教育に資する活動等を通じて問題行動の改善と通常学校への復帰を目指している。施設の定員は25名程度であるが、通常、通所者数は10名程度。米国ピースコーの受入れ実績があるほか、欧米からの短期ボランティアを随時受け入れている。年間予算は約1,500万円程度。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、「家庭での虐待、非行、問題行動、学習障害等により、通常の教育機関での学習が困難となった少女達」を受入れ、通常教育への復帰を目的として各種支援を提供している。数学等の基礎教科に加え、個々の生徒のニーズに合わせた指導と、情操を養う事に主眼を置き、体育、美術、園芸、料理等の授業、そしてカウンセリング、生活指導、進路相談等も実施している。過去に隊員が数学(初等～中等レベル)を担当しつつ、情操教育も導入し指導内容の拡充を図った。引き続き、基礎教育の充実と、情操教育(体育・音楽等)を指導可能な人材が必要とされ、JICA海外協力隊が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

・同僚と協力しながら、青少年の健全育成に寄与するために、以下の活動を行う。
1. 数学の指導を週に4コマ(1コマ30～60分程度)担当する(個々のレベルに合わせた個人指導)。
2. 体育(もしくは隊員が得意とする科目)を週に数コマ(配属先と要協議)担当する。
3. 生徒の情操教育に資する新たなプログラムを企画・提案し、配属先と共に進める。
4. 配属先の要請があれば、他福祉施設でのサポートも同僚とともに実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピューター、ゲーム機材など、体育授業は中庭(芝生)で行う。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
1) センター長(女性・60歳代)心理療法士
2) シニア・ソーシャルワーカー(女性・50歳代)
3) カウンセラー、秘書、インストラクター等7名(女性・40-60歳代)
活動対象者: 生徒(女性・12-18歳)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験

　・困難を抱える青少年との活動経験（2年以上）

[参考情報]：

　・精神保健福祉士があればなおよし

　・社会福祉士があればなおよし

【地域概況】

【特記事項】