【配属機関概要】

3）任地（ カストリーズ ） JICA事務所の所在地（ ロドニーベイ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はセカンダリースクール(小学6～高校1年に相当)を中心に職業訓練部門を所管する部署。主に農業、水産業、電気、木工、料理、自動車整備、コンピュータ等の訓練カリキュラム策定、実施運営、資格認定等の業務を担当し、教育事務所や管轄学校と業務調整を実施。現在、世界銀行から配属先への支援によって、Port Folio教育強化を通じ、職業訓練全般の質の向上が目指されている。JICA海外協力隊(以下隊員)は、配属先スタッフと相談しながら管轄セカンダリースクールを巡回し、「料理コース」の質の向上に資する活動を行う。本コースの修了者は、既存のホテルやレストランへの就職だけでなく、起業(飲食店開業等)して店舗数(外食産業の規模)を拡充する事も期待されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

政府は重点課題に雇用創出を掲げ、職業訓練分野の改善と規模拡充を行っている。当国における観光産業規模はGDPの64%を占め、労働力の47.8%が観光産業に従事している。しかし外食産業は、店舗数、料理の種類、質(料理・サービス)の何も充実しておらず、年間約130万人ともいわれる観光客は、外資系高級ホテル、または豪華客船に戻って食事をとる事が多いため、当国の外食業界(現地人オーナーのレストラン等飲食店)は観光客の恩恵をほとんど受けていない。このような状況下、外食産業の拡充を目的とし、巡回指導先(セカンダリースクール)の「料理コース」の質の向上の為に隊員が要請された。調理指導だけに留まらず、顧客獲得に繋がるレシピ提案や、盛り付け、接客サービス、テーブルセッティング等の助言も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

・赴任初期は、巡回先の料理コースに参加し、担当教員をサポートしつつ既存のカリキュラム内容を理解する。
・その後、配属先と協議の上、重点指導校と、具体的な活動内容が決められるが、以下の活動が想定されている。
1.生徒に対し、料理の基本を指導し、同僚に対し料理コースの指導内容についても助言する。
2.任国で受け入れられる、かつ、顧客獲得に繋がる各種レシピ(他国料理を含む)を紹介する。
3.料理の盛り付けや、テーブルセッティング等についても可能な範囲で紹介する。
4.安全面(刃物・調理機器の取り扱い)や衛生面についての指導を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

【巡回指導先(セカンダリースクール)によって規模は異なる】 実習用厨房、業務用コンロ、業務用冷蔵庫、調理台、業務用オーブン、各種一般的な調理器具等

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
・局長:女性、40歳代
・巡回指導先:料理コース担当教師(巡回指導先による)

【活動対象者】
・料理コースの学生(男女・10～20名・17～20歳程度)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】