要請番号(JL30619B17)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ボリビア・日本母子病院
3)任地( ベニ県トリニダ市 ) JICA事務所の所在地( ラパス県ラパス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同院は、日本の無償資金協力により1984年に建設された母子病院で、ベニ県の中で唯一三次病院として機能している。同院では、小児科と産婦人科の診療を行っており、外来病棟及び入院施設を有している。各外来・産婦人科病棟50床、小児科病棟47床、周産期病棟20床、分娩室、分娩待機室、その他中央材料室、薬剤部、レントゲン室、検査部等を備えている。年間予算は約24,500米ドル。一日に受診する患者の数は約80-100名、月間分娩数は150-200件で、夜間の救急患者も多い。2016年までJICA海外協力隊(助産師)が派遣された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
本配属先は、2008年4月から2012年10月までベニ県で保健医療サービスの質の向上と住民参加型健康活動促進を目的として実施されたJICA「地域保健ネットワーク強化プロジェクト」の対象機関である。上記プロジェクトにより研修を受けた同院の医師や看護師はコミュニティへの技術移転のために医療従事者に対する講習会を行ってきたが、技術の定着は未だ十分とは言えない。また、同市は若年出産、シングルマザー、多産等の問題も抱えている。2014年から2016年まで、JICA海外協力隊(助産師)が派遣され、女性の尊厳、寄り添う看護、妊産婦の権利において精力的に活動し、一定の成果を挙げているため、引き続き同僚看護師に対して周産期ケアや分娩時ケアについての技術指導を行い、質の高いケアを定着させていくことが期待されている。なお、当国では助産師制度はなく、産科医が担当し、看護師や准看護師がサポートする。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先上司や同僚とともに主に以下の活動を行う。
1.産科の看護師、准看護師へ、周産期ケアや分娩時ケアについての技術指導を行う。
2.看護師及び県保健局と協力して、病院の周産期ケア・分娩ケアについて地域住民に紹介する。
3.隣接している准看護師養成校の学生に対して、周産期ケアや分娩時ケアについての講義を行う。
4.県保健局や准看護師養成校の生徒達と協力し、母親学級の開催や家庭訪問による個別指導も支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
分娩部は、陣痛室にベッド4床、分娩室は2部屋でベッド3床、回復室は無し。新生児オープンクベースが2台の他、必要な機材は一通り揃っている。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
産科所属の医師10名、研修医7名、看護師1名、准看護師6名
活動対象者:
妊婦など通院者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務経験に基づく指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~38 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイの可能性がある。公共交通機関が乏しいため30分程度の徒歩通勤となるが申請により自転車利用を検討可。