要請番号(JL31225A11)


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国際協力開発庁
2)配属機関名(日本語)
サン・カルロス消防署
3)任地( ニュブレ州サン・カルロス市 ) JICA事務所の所在地( サンティアゴ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サン・カルロス市はチリ中部のニュブレ州にあり、州都チジャン市から北27kmに位置する。主な産業は農業・製造業で4つのセクターからなる人口約53,000人の町であり、人口の約60%は都市部にある。サン・カルロス消防署は1924年6月1日に設立され、創立100周年を迎えた。男女のボランティアで構成される公共団体であり、自然災害(洪水、水害、地滑り、地震等)、車両事故、危険物の撤去など様々な災害対応を行っている。年間予算は3100万円。消防車3台、林野火災用消防車2台、ポンプ車1台等の計15台所有。配属先は隊員の受入実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地は火山噴火、地震、河川の氾濫や洪水、森林火災などの災害が発生している。近年は気候変動の影響により、特に冬季は洪水・河川の氾濫、夏季は森林火災が発生することから、サン・カルロス消防署はその対応に追われている。防災を強化すべく、日本の防災・災害対策分野における知見・技術の共有を求められ、本要請がなされた。また、チリにおける消防士は100%がボランティアであり、実地訓練は週1回のみとなっていることから、訓練内容や指導方法の改善が期待されている。現在、ニュブレ州で初の消防士訓練センターを建設する計画があり、可能であれば、建設にかかる助言を行う。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚らとともに、以下の活動を行う。
1. 任地の災害リスクを分析し、防災に関する事業計画の提案と実施に協力する
2. 消防士の訓練や実習を視察し、訓練内容や指導方法の改善を目的とした助言を行う
3. 日本の防災・災害対策の技術を紹介する
4. 週1回、夜間シフトに同行し、現地消防士の業務を理解する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、電話、PC、プリンタ、インターネット
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 運営責任者(CP、男性、50代)、経理、総務、清掃、通信オペレーター等 計13名(男性6名、女性7名 19~50代)
活動対象者: ボランティア消防士150名 ※勤務は交代制
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚に指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)