要請番号(JL31518A08)
募集終了

・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ボリーバル県庁
2)配属機関名(日本語)
レイ財団
NGO
3)任地( ボリーバル県カルタヘナ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1973年創設のNGOで、主にカルタヘナ市内南東地域の経済的に貧しい人々に対する医療サービスを提供している。同市は当国内外で有名な観光地で、市内北部は高層ビルやホテル等が立ち並ぶ裕福な地域であるが、南部は町の様相が一変するほど貧困度が高い。同財団は、当国の医療制度に従い、国民皆入の医療保険制度機関の指定機関であり、身体障害、知的障害、自閉症、視聴覚障害などの患者に対し、理学療法、作業療法、ソーシャルワーク、心理療法、栄養指導等様々な療法を提供している。また、同施設内には小学校も併設されており、主に知的障害のある子どもたちの教育を実施している。職員数約40名、年間予算約48万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同財団を受診する患者は、特に知的障害(中度・重度、ダウン症など含む)のある青少年(5-18歳)が多いが、その他四肢切断や麻痺、視聴覚障害、自閉症、家庭内暴力による精神的トラウマや教育機会のなかった親から適切な養育を受けられない子どもたちの様々な異常等多岐に渡る。これらの患者に多面的・統合的な療法を施し、よりよい治療効果を期待できるよう取り組んでいる。中でも多くの患者に対応しているリハビリテーション部門では、理学療法士2名に対し、作業療法士は1名しか確保できず、施術の需要に対して、十分に対応できていない現状がある。当国では作業療法士養成コースを開設している高等教育機関が少なく、慢性的に作業療法士の数だけでなく、知識・技術も不足気味であり、特に貧困層の人々の医療サービスへのアクセス機会が狭められ、病状が悪化するままに放置される場合も多い。その現状打開が期待され、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の作業療法士やその他関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.作業療法士の施術に関し、技術向上のための助言を行う。
2.よい良い患者対応法(できるだけ早く、適切に対応できる)や施術環境整備などについて助言を行う。
3.患者やその家族が地域や家庭で実施できる基礎的な作業療法プログラムについて助言・指導する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
輪、積み木、タングラム、パズル、ボール、各種おもちゃ、ダンベル、クッション等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:女性、70歳代
プログラム・コーディネーター:女性、50歳代
作業療法士:男性、40歳代、経験年数約20年
活動対象者:小児、おもな疾患(知的障害)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2600M)にて実施。任地カルタヘナ市は標高2M。