要請番号(JL31518A10)
募集終了
・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
コロンビア・スポーツ庁
2)配属機関名(日本語)
ボリーバル県武道空手道クラブ
NGO
3)任地( ボリーバル県カルタヘナ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はボリーバル県空手協会に所属しているNGO空手クラブで、空手道の選手強化と、選手や子供たちに空手を通じた体や技の鍛錬、規律、礼儀作法、相手を重んじる精神を教えることにより、人としての自信や正しい人格形成に寄与し、結果、将来的なコミュニティ・社会の正常化を図ることを目的としている。同クラブに通う選手や子供たちは経済的に貧しい地域に居住しており、家庭内暴力や学校でのいじめ対象になるなど、社会的弱者として底辺に置かれやすい状況にある。これら青少年を空手を通じて救うことが特に強調されている。協会関係者9名、上級レベル選手21名、子供たち約80名、年間予算約4000米ドル(2017年度)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
空手道の選手強化の部分では、指導者として、中心となるのは剛柔流と糸東流の各1名であるが、他に松涛館流のコーチもいる。同クラブではまだ世界レベルの大会での勝利がなく、当国には相当の指導者がいないため、ボランティアに高レベルの大会で勝利するための練習・指導を期待している。東京五輪で空手が採用されたこともボランティア派遣を希望するモティベーションの一つとなっている。また、上述の通り、同クラブは地域の子供たちの人間教育として「平和と反いじめのための空手」というキャンペーンを近隣の学校やコミュニティで実施しており、この活動を通じて自殺から救われた子供もいるとのことで、この活動効果を実感している。そのため、更にキャンペーンの効果を上げ、もっと多くの子供たちやコミュニティに運動の輪を広げ、誰もが尊重され、生きやすい社会の実現を目指したいとの希望があり、上述の技術指導と併せて、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先空手道コーチ、関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.上級者レベルの空手道競技大会で好成績を収めることができるための指導支援を行う。特に型(糸東流と剛柔流)及び組手・型の団体戦に関する指導を希望。
2.「平和と反いじめのための空手」キャンペーンに協力し、地域の学校やコミュニティの子供たちに対する空手の技術、精神指導の実施や、型、組手などのデモンストレーションを行い、多くの人たちに空手の素晴らしさを知らせるための支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
道場(畳敷き)2箇所、体育館1箇所
4)配属先同僚及び活動対象者
クラブ代表者:男性、1名、50歳代
指導者:男性、1名、40歳代、型指導者、剛柔流5段、指導経験10年以上、カウンターパート
指導者:男性、1名、30歳代、組手指導者、糸東流3段
その他指導者 男性、1名、50歳代、松涛館流4段
上級レベル選手21名
子供たち 約80名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・指導経験があるとなおよい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地カルタヘナ市は標高2M。